文字サイズ
自治体の皆さまへ

愛情込めて栽培中! メロン農場を見学してきました!

2/18

埼玉県三郷市

三郷市でメロンの生産が行われているのをご存知ですか?
令和元年度に4人で栽培を始め、現在は7人の女性農家さんが試行錯誤を繰り返しながら、糖度の高いメロンの生産にチャレンジしています。今回は農場に伺って、栽培の様子を見学させていただきながらお話をお聞きしました。

■農家さんにインタビュー
○なぜ、三郷でメロンを育て始めたのですか?
三郷といえば小松菜のイメージですが、新しく特産品になるようなものを栽培したいと考えたからです。「三郷市が観光農園に力を入れていること」「喜んでもらえそうな果物」「市内直売所で販売するなら、三郷であまり生産されていないもの」「今ある設備を応用できそうなもの」などの条件に合うのがメロンでした。

○メロンの育て方は農家さんによって違うのですか?
元々、別の農産物を生産していたので、そのノウハウがメロン栽培に活(い)かせないかと、それぞれが工夫して生産をスタートしました。
イチゴを育てていたプランターで、同じようにメロンも作れるのではと考え、チャレンジしています。
成功例や失敗例を共有することで、おいしいメロン作りに繋げていきたいです。

○栽培で苦労したことや何か工夫していることはありますか?
メロンが病気にならないように手を尽くしていますが、完全に防ぐことは難しいです。農薬をなるべく使わないで作りたいので、病気になっても早めに処置をして元気に育てられるように頑張っています。
メロン栽培は、ビニールハウス内を蒸すようなイメージで高温多湿に保つことが大切。閉め切ることで、理想の温度と湿度になるようにしています。
他市町村の先輩農家さんから伺った話や、研修に参加して勉強したことが役立っています。先日、研修に行った際には、肥料が多すぎても糖度が上がらないという話を聞いて参考になりました。
栽培指導のかたが巡回に来てくれたり、相談に乗ってくれたりするので、試行錯誤しながら栽培しています。

一筋縄ではいかないメロン栽培ですが「楽しみながら、おいしいメロンが作れたら」と笑顔で話してくださいました。

■3品種のメロンの特徴と栽培方法
≪キスミー≫
果肉は黄緑色で、香りが良く、甘すぎずにすっきりとした後味が特徴です。

≪ラブミー≫
果肉はオレンジ色で、癖のないさわやかな甘みが特徴です。

≪アムス≫
果肉は緑色で、果汁が多く甘みが強いのが特徴です。
やや楕円形で、表面は濃い緑色。網目模様に加えて、縦じまがあります。

「キスミー」と「ラブミー」は姉妹品種で、切る前の見た目はそっくり。網目模様が細かいのが特徴です。表紙は「キスミー」です。

○「キスミー」・「ラブミー」×立体栽培
ひもでメロンを吊り上げ、ツルを上に伸ばします。立ちながら作業できるというメリットがあります。

○「キスミー」・「ラブミー」×地這(じば)い栽培
文字の通り、地面を這(は)うようにツルを伸ばして育てます。
伺った農家さんでは、メロンが汚れたり傷ついたりしないようにお皿を使って守っていました。

○「アムス」×プランターを利用した栽培
インタビューでもお話があったプランターを使った栽培。
高さがあるため、作業しやすいです。

■7月中旬ごろから下記店舗で三郷市産メロンを販売予定です
・三郷市とれたて野菜直売所べじ太くん(幸房)
・MEGAドン・キホーテ三郷店(さつき平)
・Fruits Café Ichina(フルーツカフェイチナ)(鷹野)

ダイニングレストランQUEST(クエスト)(鷹野)とFruits Café Ichina(鷹野)では、三郷市産メロンを使用したメニューを提供しています。

問い合わせ:農業振興課
【電話】930-7722

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU