■フェアトレード(公正・公平な貿易)で児童労働を減らす取り組みをしてみませんか
世界には有給、無給に関わらずさまざまな形態で働いている子どもたちがおり、世界の子どもの10人に1人が児童労働に従事していると言われています。この中には貧困や戦争、社会の慣習などから働くことを強いられている子どもが多くおり、子どもの教育機会や健全な成長が妨げられている大きな問題と言えます。
この問題は決して他人事ではありません。例えば私たちの日々の消費に密接に繋がっている、コーヒー豆や茶葉、カカオの生産国はいわゆる発展途上国がほとんどで、生産背景にはいまだ深刻な児童労働が存在していると言われています。
こうした状況の解決に向け私たちにできることの一つとして、フェアトレード認証商品の購入が挙げられます。フェアトレードは、貿易のしくみを公平・公正にすることにより、特に発展途上国の小規模生産者や労働者が自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながらサステナブル(持続可能)な世界の実現を目指す取り組みです。フェアトレード認証商品の購入など、人・社会・地域・環境に配慮した消費は「エシカル(倫理的)消費」とも呼ばれ、近年注目されています。
思いやりを持った商品選びで、世界の子どもたちの笑顔を守る取り組みに参加してみませんか。
8月は「人権尊重社会をめざす県民運動強調月間」です。
問い合わせ:
・生涯学習課【電話】930-7759
・人権・男女共同参画課【電話】930-7751
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