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竜王戦に挑戦! 佐々木勇気八段にインタビュー

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埼玉県三郷市

将棋界八大タイトルの一つ、竜王戦の七番勝負が10月5日(土)に始まりました。三郷市出身の佐々木勇気八段が決勝トーナメントを制し、挑戦者として藤井聡太竜王に挑んでいます。
今回、佐々木八段のご厚意により、9月中旬にお話を伺いました。佐々木八段の快進撃に今後もご注目ください!

■佐々木勇気
1994年8月5日生まれ(30歳)、鷹野小学校卒業
5歳で将棋を始める。
2004年4月 小学4年生で小学生将棋の最高位「公文杯小学生名人戦」で優勝。
2010年10月 16歳1か月で四段になりプロ入り(史上6番目の年少記録)。
2023年3月 八段に昇段。
2024年3月 NHK杯で藤井聡太八冠(当時)を破り、見事優勝。

■八段への昇段やNHK杯優勝など、目覚ましい成績を残しておられますが、ベストな状態を維持するためにどのようなことをされていますか?
対局は16時間など長時間に及ぶこともあります。そして、そういった対局が連続することも多いので、とにかく体が資本です。技術面はもちろん、体力面でのケアを大切にしています。十分な睡眠をとるほか、スポーツで体を動かすなど、健康を第一に考えています。

■2017年のインタビューでは、将棋へのストイックな一面をお聞きしましたが、オン・オフの切り替えはどのようにされていますか?
基本的にオフのときはあまりないです。特にここ1年は常にオンのように感じています。棋士は勝てば勝つほど対局の数が増えるため、完全にオフの期間はほとんどないです。ただ、オンの状態を続けつつ、隙間時間にスポーツをしたり、銭湯に行ったりして休息しています。
また、一日の中でちょっとした楽しみを作って気持ちを前向きにしています。自分の場合は、昼食が楽しみの一つで、夏の対局時はゴーヤチャンプルーやウナギを好んで食べています。

■スポーツは何をされていますか?
バスケットボールのほか、最近はゴルフもしています。ただ、ゴルフは長時間のスポーツなので、時間的にあまりできる機会がないですが…。短時間でできる、ランニングや水泳をすることもあります。

■2017年のインタビューから気持ちや環境の変化はありますか?
現在はA級として、棋士の中でのトップ10に入ることができて嬉しい反面、強い相手と対局することが多くなりました。一戦一戦はとても厳しいですが、対局相手から刺激を受け、成長できる環境にいると感じます。

■強い相手との対局はどのようにお考えですか?
対局は受験に似ています。日程が決まっているので、勉強時間を増やすなど当日までにできることを積み重ねています。結果がでるか不安もありますができることをやっていくしかないです。

■竜王戦への意気込みをお聞かせください。
厳しい勝負ではありますが、楽しみたいです。藤井竜王と対局することで、強くなれるのではないでしょうか。自分の納得のいく将棋がさせれば、結果はおのずとついてくるものと考えています。

■最後に、将棋に打ち込むこどもたちに向けて、上達の秘訣やメッセージをお願いします。
強い棋士の将棋を並べてみることがいいですね。いい将棋を指で覚えることができます。初めたばかりの場合は、勝ち負けだけではなく「飛車や角などの大駒を取る」という目標を立てて楽しむのも良いと思います。こどもは上達が早いので楽しんでいるうちに自然と上達するのではないでしょうか。頑張ってくださいね!

◇木津雅晟市長メッセージ
竜王戦の挑戦権の獲得、誠におめでとうございます。三郷市出身の佐々木八段が、このような快挙を成し遂げられたことを心から嬉しく思います。竜王戦をはじめ、今後のますますのご活躍をお祈りしております。
皆さん、一緒に佐々木八段を応援しましょう!

問い合わせ:広報広聴課
【電話】930-7762

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