老朽化した水道管を、災害などに強い耐震管に更新する工事を毎年進めていますが、工事には多額の費用がかかります。浄水場や配水場などの水道施設の整備なども含めると、10年間で約100億円の費用がかかる見通しとなり、その財源確保が課題となっています。
このたび、将来にわたって安全・安心な水道水をお届けするため、水道料金を改定することとなりました。ご理解、ご協力をお願いいたします。
■料金改定の内容
◇令和6年4月1日から水道料金を平均で2割程度値上げします。
今回の改定は、平成5年(1993年)の改定以来、31年ぶりの値上げとなります。
◇基本料金に含まれていた基本水量を廃止し、用途別から口径別の料金体系へ移行します。
使用水量に応じた負担となるため、より公平な料金体系となります。くわしくは本紙P.10をご覧ください。
※メーター口径の大きい使用者や病院等においては、平均改定率2割を上回ります。
※下水道使用料は変更ありません。
◇新料金の適用時期
令和6年3月31日以前からご使用のかたは、6月または7月の検針分から新料金が適用となります。ただし、毎月の検針のかたは5月の検針分から適用されます。
■料金改定の背景(1)「水道料金収入の減少」
水道事業の経営は、主に皆様からの水道料金で運営されています。節水機器の普及などにより1人1日あたりの使用水量が減少傾向にあるため、水道料金収入も減少し、経営が厳しくなっています。
R2から給水原価が供給単価を上回っています。
■料金改定の背景(2)「水道施設の老朽化」
※詳しくは本紙をご覧ください。
■料金改定QandA
※この欄の金額は税込みです。
Q.具体的にどれくらい値上がりするのですか?
A.口径13mmまたは20mmの一般家庭用では、使用水量1か月あたりで下記のとおりです。
10立方メートル…143円、15立方メートル…281円、20立方メートル…418円、25立方メートル…583円、30立方メートル…748円
Q.三郷市の水道料金の水準は、県内他市町と比較するとどれくらいですか?
A.現行料金は県内で3番目に安く、料金改定後でも8番目に安い水準です。
一般家庭用で1か月あたり10立方メートル使用した場合の水道料金を県内55の水道事業体で比較すると、これまでは3番目に安い770円、改定後でも、8番目に安い913円となる見込みです。
※埼玉県の水道令和4年度版(令和3年度水道統計調査資料)より。
■新旧水道料金比較表(1か月あたり)
◇現行料金表(税抜)
◇新料金表(税抜)
■水道料金シミュレーション
市ホームページでは、「水道使用量のお知らせ」に記載された「水道メーターの口径」と「水道の使用水量」を参考に、改定後の水道料金をシミュレーションできます。
問い合わせ:水道部 業務課
【電話】952-7102
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