文化財は「我が国の長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な財産」で、特に重要なものは国や県、市町村が指定文化財として保護しています。
今回は市が無形民俗文化財に指定している三つの夏の祭礼・民俗芸能をご紹介します。
開始時間など、くわしくはお問い合わせください。
■三匹の獅子舞
天正10年(1582年)に当時の領主が村人に凶事が続いたことを憂(うれ)い、鰐口(わにぐち)を寄進、獅子舞を奉納し、村人の長寿、疫病退散、五穀豊穣を願ったことが始まりと伝えられています。
三匹の獅子が腰につけた太鼓を打ちながら、笛の音に乗って演舞を披露します。
○令和6年度の開催予定
日時:7月5日(金)~7日(日)
場所:戸ヶ崎香取神社(戸ヶ崎2-38-1)
■二郷半囃子(にごうはんばやし)・里神楽(さとかぐら)
江戸時代から伝わるお囃子と神楽で氏子の安全、疫病退散、五穀豊穣を願って行われます。
五人囃子とも言われる笛・太鼓・鉦(かね)※などの演奏とともに、軽妙、素朴(そぼく)な演技で上口香取神社のお祭りを盛り上げます。
※鉦…金属製の打楽器。
○令和6年度の開催予定
日時:7月13日(土)
場所:
上口香取神社(上口1-74)
東光院広場(上口1-108-2)
■大般若経(だいはんにゃきょう)祭り
無病息災、疫病退散を祈念して行われます。
県選択無形民俗文化財にも選択されており、全六百巻の大般若経の一部を収めた六つの木箱を担ぎ、町内の各家をまわって木箱を玄関前に「トン」と置きます。
○令和6年度の開催予定
日時:7月6日(土)
場所:迎攝(こうしょう)院、神明(しんめい)神社ほか(番匠免1-127-1)
問い合わせ:生涯学習課
【電話】930-7759【HP】8580
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