【地域の身近な相談相手】民生委員・児童委員をご存じですか?

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厚生労働大臣に委嘱された非常勤特別職の地方公務員で、無報酬のボランティアとして活動しています。高齢者やこどもたちの見守りをはじめ、支援が必要なかたと行政等の関係機関とのパイプ役を担っています。このたび、3年に一度の委員改選の時期を迎え、各地域では候補者の推薦にご協力をいただいています。この節目に、地域の皆さんに委員についてもっとくわしく知っていただくため、日ごろの活動内容や委員自身が感じているやりがいをご紹介します。

■こんなときは民生委員・児童委員にご相談ください

■日々の活動について、委員の皆さんにお話を伺いました
○委員になったきっかけ
宮田委員：専業主婦の時に軽い気持ちで引き受けました。その後働くようになり、活動と仕事の両立が難しいと感じることもありましたが、行政のかたや仲間のサポートのおかげで38年間続けてこられました。
志子田委員：私は自治会のお祭りの手伝いをしていたときに、自治会長から「委員をやってみないか」と誘われたのがきっかけです。委員のことは何となく知っており、会社を定年退職して何かボランティアでもやってみようかなと思っていたので、引き受けました。
影山委員：私も委員の存在は知っていましたが、仕事と両立が可能か、まだ30代の自分に地域の皆さんが心を開いてくれるのか…などの不安があり、すぐには決めることができませんでした。前任のかたから「あなたは人が好きだ。人が好きな人には務まる」と助言され、誰かのために行動したい思いは元々強かったので、引き受けることにしました。

・宮田希代子委員
委員歴：38年
・志子田健一委員
委員歴：14年
・影山涼子委員
委員歴：2年

○活動のやりがいや課題に感じること
宮田委員：委員をやっていなかったら知り合わなかったかもしれない良い人たちと巡り合うことができました。委員同士の仲が良く、やりがいにつながっています。
影山委員：私はまだ3年目なので、壁にぶつかることもあり、手探りで活動しています。やりがいにつながるのはもう少し先かな、と思いますね。
志子田委員：壁というと、どのような?
影山委員：認知症で自分の身の回りのことができなくなったかたが、誰からも手助けを得られずに孤独死するというケースがありますが、そのような話を聞くと、委員として何かしてあげられることがあったのではないかという後悔を感じます。そうなる前に気が付くことができたら、と思って活動しています。
志子田委員：そうですね。そういった壁にぶつかったときに私が思うのは、生きている人を生きているうちに大変な状態にならないように行動するのが委員の役割だということです。

○活動と仕事の両立について
宮田委員：私は仕事中に来た相談は必ず折り返し連絡することで対応しています。地域のかたには「着信があったら必ず折り返しますから電話してください」と伝えてあります。なので、あまり仕事との両立で苦労したことはないですね。
影山委員：私も、仕事と活動は両立できると思います。委員同士でつながりを持つ機会が十分にあり、周囲に相談できる環境が整っているからです。委員について全く知らなくても、仕事をしていても、思い切って飛び込んでしまえば問題なく活動できます。

○これから委員になるかた、活動に興味を持っていただいたかたへ伝えたいこと
志子田委員：近年、委員のなり手不足が全国的な課題となっていますが、これを機に地域の皆さんにも委員の活動に関心を持っていただき、なり手を増やしていきたいと思います。
これから新たに委員になられるかた、委員の活動に興味を持っていただいたかたに伝えたいことはありますか?
影山委員：私たちの仲間になりませんか。人が好き、まちが好き、人を笑顔にしたい…その気持ちがあれば、あなたはすでに委員です。
宮田委員：委員になってから、地域に友人や知り合いが増え、外に出掛けると誰かが声を掛けてくれて、自分自身がこのまちにとても住みやすくなりました。町内のたくさんのかたがたと知り合うことができました。委員になって、本当に良かったと思っています。40年目を目指してこれからも頑張るので、ぜひ一緒に活動しましょう。

■民生委員・児童委員になりませんか
3月1日現在、三郷市の委員は現員数186人、充足率(定数213人に対する現員数)は約87%です。
地域福祉やボランティア活動に関心をお持ちの熱意あるかたを探しています。
ご興味のあるかたは、ふくし総合支援課までお問い合わせください。
※委員になるには地域からの推薦や年齢などの要件があります。くわしくはお問い合わせください。

委員の活動は市ホームページでも紹介しています

問い合わせ：ふくし総合支援課
【電話】930-7775【HP】6132