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【保健センター通信 一歩(いっぽ)ふみ出す健康づくり】今月の健康 No.504

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埼玉県上尾市

■坐骨神経痛
坐骨(ざこつ)神経は、腰から足の先までつながっている人体で最も太くて長い末梢(まっしょう)神経です。この坐骨神経が何らかの原因で圧迫・刺激されることにより生じる痛みやしびれのことを坐骨神経痛といいます。坐骨神経痛は疾患名ではなく、頭痛や腹痛と同じような症状名です。
お尻、太もも、膝の裏、ふくらはぎ、すね、足先などに電気が走ったような痛みやしびれ、強い張り、冷感や灼熱(しゃくねつ)感、締め付け感などさまざまな症状が起きます。多くは、お尻・太ももの裏・ふくらはぎに症状が出ることが多く、一部分だけ痛みが強い場合もあれば、足全体が強く痛む場合もあります。
坐骨神経痛の原因となる病気はたくさんあります。腰椎の部分で圧迫されたものが最も多く、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離すべり症、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症、腰椎変性すべり症、馬尾腫瘍(ばびしゅよう)、腰椎腫瘍などがあります。また梨状筋(りじょうきん)症候群や脊椎、神経の腫瘍、感染、外傷や骨粗鬆(しょう)症による椎体の圧潰(あっかい)により生じることがあります。
坐骨神経痛と間違えやすい病気には、閉塞性動脈硬化症、下肢末梢動脈疾患があります。
坐骨神経痛で気を付けることは「なるべく重いものは持たない」「長時間同じ姿勢をとらない」「激しい運動はさける」「肥満に注意する」「冷えを防ぐ」などです。治療は薬物療法や理学療法が中心ですが症状が改善しない場合や、排尿・排便に障害が現れた場合には手術を検討することがあります。
「お尻から脚にかけてしびれる」「しばらく歩くとふくらはぎが痛くなる」「痛くてずっと座っていられない」「歩き始め、立ち上がりで脚の付け根が痛む」「靴や靴下、ズボンを履くのが大変」このような症状がある場合は整形外科の受診をお勧めします。

〜上尾市医師会〜 武重外科整形外科 武重 直敏

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