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【市民のひろば】地域密着、身近な話題を体験取材!まちかど特派員だより

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埼玉県上尾市

■みんなが向こう三軒両隣
◇上尾地区 大成 達夫(おおなり たつお)さん
富士見一丁目地区の町名は、昭和41(1966)年に住居表示に関する法律に基づき成立しました。地域の発展は、戦後の移住者の住宅地区として30〜40代中心の家族世帯に支えられてきました。現在は世帯数648世帯、人口1,281人となり、上尾の街と共に発展してきた住宅街です。名前のとおり、富士山が見え、緑も多く、西口から徒歩10分と買い物や通勤の利便性も良いことから、長年住み続けている人が多く、ご多分に漏れず高齢化が進み、地域の大きな問題として、高齢者を支え合う取り組みが重要な課題となってきています。
平田町会長の「町会全体の高齢化が進んでいく中で、それぞれが自分のできる範囲の力を持ち寄り、小さな力を大きくして町会全体で支え合えるまちづくりができればと思っています。すでに個々で色々な助け合いが行われていますが、町会全体の活動の一環としてこれからの活動の体制作りを整えたいと考えています」という呼びかけで、ことし2月、町内会ボランティア組織の立ち上げが提案されました。20人の準備委員の参加のもと、毎月1回会議が行われました。
3回目の会議では、次のような具体的な活動を行うこととなりました。(1)買い物の手伝い (2)通院の送り迎え (3)簡単な家屋の修理 (4)庭や垣根の手入れ (5)回覧事項の伝達などが主な支援活動として決まりました。しかし、これらの活動を行うにあたって、依頼者の情報収集をどの程度までするか、1回の活動時間の範囲、支援活動の範囲をどの程度までするか、支援を有料にするか無償にするかなどの課題があげられました。実施に向けて、詳細の解決事項はいろいろあります。地域高齢化が進む中で、昔の「向こう三軒両隣り」の気持ちで支え合う街づくりが町会全体に広められ、協力し合っていければと願います。
※世帯数・人口数は、令和5年4月1日時点のものです。

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