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【保健センター通信 一歩(いっぽ)ふみ出す健康づくり】今月の健康 No.507

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埼玉県上尾市

歯ブラシの選び方、交換のタイミング

歯のブラッシングは子どもから大人まで幅広く行われている毎日の習慣です。年齢によって適した歯ブラシがあり、10代までは虫歯のリスクが高いため、虫歯予防に適した歯ブラシがお薦めです。また、20代から高齢者までは歯周病のリスクが上がりますので、歯周病予防に最適な歯ブラシがお薦めです。
最初に10代までに適した歯ブラシの特徴を説明していきます。生え変わりの大人の歯は酸に弱く、口を清潔にしていないとすぐに虫歯になってしまいます。ですから、奥歯までしっかりと入るサイズと持ちやすさが重要です。全体的にコンパクトなヘッドで緩やかなカーブを描いたネック部分があり、持ち手が細いシリコン製のブラシがお薦めです。毛先の硬さは柔らかめか普通がよいです。毛先は山形形状で長い毛と短い毛が混合しているとよく届きます。また、生えかけの大人の歯があるとデコボコしていますので、歯にしっかりと届く4列に並ぶタイプがお薦めです。
次に20代から高齢者に適した歯ブラシの特徴を説明します。20代になると歯周病菌が増え始め、成人の8割が歯周病にかかっているといわれているので、歯周病予防に適した歯ブラシの選択が大事です。特に重要なのが毛先の形態です。細く、弾力性があるタイプだと歯周ポケットという歯と歯茎の間の溝に入り込むので、プラーク(歯周病細菌の塊)を取り除くことができます。硬さは柔らかめがよく、歯茎のマッサージ効果も期待できます。歯ブラシの交換のタイミングは、1カ月を目安に歯ブラシの毛先が開いてきたら取り替えましょう。

〜北足立歯科医師会〜
北本e-Life歯科クリニック 桐月寛郎

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