町長コラム 清のひとことー大島清 災害に強い町に

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自然災害は、いつ発生するかわかりません。伊奈町は、大きな川や山もなく、災害はないものと思われているかもしれません。しかし、5月22日のゲリラ豪雨では1時間に42.5ミリの降雨量を記録し、町内13か所で道路冠水がありました。冠水箇所は、いずれも低いところに急激に雨水が集中したことによるものであります。
町内には、蓮田市境を流れる綾瀬川と上尾市境を流れる原市沼川がありますが、川幅は狭く集中豪雨や長雨時には心配になります。伊奈町の場合、降り方や場所にもよりますが、1時間の降雨量が30ミリを超えるとき、または1日の降雨量が100ミリを超えるときに道路冠水が起こる可能性があります。
過日、日本列島に影響を与えた台風2号の豪雨の際には、町の北部にある第1・2調整池では、満水の90%ほどの水が溜まりました。また、南部の綾瀬川と原市沼川の合流箇所にある下の池調節池1・2では、原市沼川から越流した水が勢いよく流れ込んでいました。幸いなことに、調節池があったので難を免れることができました。しかしながら、町内10か所で道路冠水、8か所で通行止めがありました。
ゲリラ豪雨および台風により、被害に遭われた方に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
災害の少ない強靭なまちを目指し、日々インフラ整備をしているところではありますが、やはり場所によっては冠水が発生してしまいます。
町といたしましては、町民の皆さまに、町の災害情報などをいち早くお伝えすることが大事でありますので、町ホームページをはじめ、さまざまな媒体を通じて伝達してまいりたいと存じます。
引き続き、町民の皆さまの命を守り、「日本一住んでみたいまち」を目指して邁進してまいります。