新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年は、念願でありました上尾市との消防の広域化を4月1日から開始いたしました。上尾市と協議を開始してから、実に8年越しの実現となりました。広域化により、災害発生時における現場到着時間の短縮が図られ、消防体制が強化できたところでございます。
また、伊奈町・上尾市のごみ広域処理施設の整備を進めるため、4月1日に上尾伊奈資源循環組合を設立いたしました。ごみ処理施設は住民にとって最も身近で重要な環境インフラであるため、新ごみ処理施設の令和15年度の稼働開始に向け、現在、着実に事業を進めているところでございます。
そして、災害に強いまちづくりを一層推進するため、福島県南会津町と「災害時における相互応援に関する協定」を締結したほか、大雨による水害被害の軽減・解消を図るため、北部第1調整池および栄大排水路等の堆積土砂のしゅんせつ工事を進めているところでございます。
さらに、「バラのまち伊奈」をPRするため、埼玉県ふるさと創造資金などを活用し、町制施行記念公園内にイベント広場と屋外ステージを整備いたしました。本年5月11日・12日には、全国29都市の自治体が加盟する「ばら制定都市会議(ばらサミット)」が、伊奈町で開催されることが決定しており、伊奈の名前を全国にとどろかせるとともに、バラまつりも例年以上に盛り上げてまいりたいと存じます。
また、昨年は、コロナ禍明け初年度で経済回復の兆しに多少の期待を寄せたものの、長引くウクライナ侵攻や物価高騰が私たちの生活に大きな打撃となり、その対応に注力した一年でもありました。町では、それらに対応するため、学校給食費免除等の実施や電力・ガス・食料品などの価格高騰支援給付金等を支給し、町民生活の経済的負担の軽減を図ったところでございます。
さて、本年は辰年です。力強く空へ昇る龍のように、上昇の年にしたいと思っております。
まずは、未来を担う子どもたちの学習しやすい環境づくりを進めるため、かねてから実施しておりました町立小中学校の校舎トイレの洋式改修工事につきましては、全校完了に向け、令和6年度も進めてまいりたいと存じます。
また、クリーンセンターにつきましては、令和15年度に新ごみ処理施設が稼働するまでの間、安定的にごみ処理を行うため、基幹的設備改良工事を引き続き実施してまいります。
さらに、役場新庁舎整備につきましては、町民サービスの向上や災害拠点機能の強化、環境への配慮といった理念を実現する新庁舎の建設に向けて、基本設計業務に着手し、令和9年度中の供用開始を目指してまいります。
このほか、町の基本目標を定めた町総合振興計画に基づき、各種施策に全力で取り組み、誰もが安心して暮らし続けられる「ずっと住みたい緑にあふれた キラキラ光る 元気なまち」の実現に向け邁進してまいりますので、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとって輝やかしい一年になりますよう心からご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
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