歯の表面にホワイトニング剤を塗ることで、歯に染み込んだ色素を分解して歯をより白くする治療です。通販で購入できるセルフホワイトニング薬やエステティックサロンでのホワイトニングよりも、歯科医院で用いる薬の方が薬品濃度が高いので、より効果的です。
気になるホワイトニングの効果ですが、かぶせ物やつめ物の有無や、変色の原因によって、どのぐらい白くなるかは個人差があります。また、体質によっては、ホワイトニングの薬品が使用できない場合もあります。適切なホワイトニング処置でしたら歯のダメージはありませんが、一時的に歯が染みてしまうこともありますので、処置の前にリスクも含めて説明してくれる施設をお選びになることをおすすめします。ホワイトニングは自由診療の処置なので、費用や効果・方法など詳しくは、ホワイトニングを実施している歯科医院にお問い合わせください。
なお、歯科医院で歯をクリーニングすることでも、お口の印象はずいぶん変わってきます。お茶やワインのシブ汚れ、たばこのヤニ汚れ、食べ物の色素沈着など、歯にはさまざまな汚れ(ステイン)が付着してしまうからです。また、歯みがきをきちんとしている方でも、歯の表面には歯石(しせき)が付着してくるので、この歯石も汚れ付着の原因になってしまいます。歯のクリーニングは保険診療で受けられますので、ホワイトニングに興味のある方は、まずはクリーニングで歯科医院へいらしてみてはいかがでしょうか。
〈提供:北足立歯科医師会〉
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