町長コラム 清のひとことー大島清 町の人口の推移

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町制施行以降初めて、当町の人口が減少しました。今年の1月1日の人口は45,045人、昨年の1月1日時点では45,221人でしたので、176人減少したことになります。当町が昭和45年に町制施行して以来、対前年比で人口が減少したのは初めてのこととなりますので、今回は「伊奈町の人口の推移」についてお伝えします。
当町の人口が1万人を超えたのは昭和45年9月、その2か月後の11月に町制施行を実施しました。以降毎年人口が増加し、2万人を超えたのが昭和55年3月、3万人を超えたのが平成7年11月、そして4万人を超えたのが平成19年12月になります。埼玉県施行による北部の区画整理事業や町施行による中部の区画整理事業を実施したことで都市基盤の整備が進み、平成20年前後に人口が急増しました。そして当町は、平成21年の出生率が埼玉県下第1位、平成22年10月の人口増加率が埼玉県下第1位で全国でも第5位となるなど、人口増加の一途をたどりました。
その要因はさまざまであると考えますが、例えば、昭和58年のニューシャトル開通、平成18年の大型商業施設オープン、そして住宅環境の整備、学校や病院など公共施設の充実などが挙げられるでしょう。
今日まで順調に人口が増加してきた当町ですが、冒頭で述べましたとおり、今年1月1日時点での対前年比の人口が、町制施行以降初めて減少しました。人口減少の問題は、当町に限らず、少子化対策として国を挙げて取り組むべき喫緊の課題であります。現状をしっかりと受け止め、知恵を絞りながら、「子育てしやすい環境づくり」や「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を目指すとともに、伊奈町の持つ魅力をこれまで以上に町内外の皆さまへ発信してまいります。