〔コラム〕未来へのリレー

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パリ五輪でアジア記録を更新!更なる世界への挑戦
陸上競技選手　入間市スポーツアンバサダー　佐藤　拳太郎さん

○プロフィール
豊岡高校出身。富士通陸上競技部に所属。専門は400mで自己ベストは日本記録の44秒77。リオデジャネイロオリンピック、東京オリンピック日本代表。
2024年パリオリンピックでは、男子4×400mリレーでアジア新記録を樹立し世界6位に入賞。常に自分を超える挑戦を続けている。

「世界最高の舞台で自分たちができる最善のレースをしよう」チームのメンバーとそう決めてパリオリンピックのマイルリレーに臨みました。決勝ではアジアレコードを更新しましたが6位。メダルには届かず、まだ成長しなければと強く感じました。
バトンを持つと、いつも以上の力が出せます。決勝では私自身、過去最高のラップタイムを出せました。チーム作りで一番大事なのは会話を重ねることです。選手全員のベクトルを合わせていくことがメダル獲得の第一歩。取り組むべきことは明確になっていますので、一つひとつを確実にクリアしていけば、今回以上の結果が出ると確信しています。
私は豊岡高校出身で1年生の途中から陸上を始めました。最初は草だらけのグラウンドの草むしりから。顧問の先生からは、「この大変な作業を乗り越えた君たちは、これから何があっても絶対にくじけない」と教えられました。自分の道を切り拓くための努力を惜しまないという姿勢は、今でも私を支えています。
いま子どもたちに伝えたいことは、始めてみたいことがあれば何でも挑戦してほしいということです。その手助けは、私たち大人がしますので、皆さんは興味を持ったことに全力で取り組んでほしいと思います。