入間市には、国登録有形文化財「旧石川組製糸西洋館(愛称「西洋館」)」や市指定文化財「旧黒須銀行」をはじめ、入間市の繁栄の象徴や郷土の歴史・文化を語る上で重要な歴史的建物(文化財)があります。しかし、文化財を保存していくためには、定期的な修繕等に多額な資金が必要となります。
「西洋館」では、文化財の活用として、一般公開や特色あるイベントの開催等により建物の価値や魅力を伝えるとともに、テレビや映画、ミュージックビデオ等の撮影への貸出(ロケーションサービス)を有償で行っています。施設使用料の収入額は、平成30年度から令和4年度までの5年間で総額2,471万円となりました。ロケーションサービスによる収入は、西洋館の維持、運営のための財源に活用されています。また当サービスは、映像作品を通して「西洋館」の名称を全国の人に知ってもらう機会につながっています。
今後も文化財の保存と活用を両立させながら、歴史的な建物を後世に伝えていく持続可能な取り組みを進めていきます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>