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「ちがい」をやさしく越えて多文化共生のまちへ(6)

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埼玉県加須市

【やさしい日本語を意識しよう】
◆みんなのためのやさしい言葉
「やさしい日本語」は、災害発生時などを想定し、日本語に不慣れな外国人に、素早く的確な情報を伝えるために考案されたものです。簡単で分かりやすい日本語であるため、外国人だけでなく、子どもや高齢者、障がいのある人など、誰にとっても有効なコミュニケーションの手段とされています。
「外国人と話すためには英語が必要」というイメージがあるかもしれませんが、実際には英語を話さない人も多くいます。一生懸命勉強した日本語を使って会話したい人もいます。外国語が話せないからと身構えず、やさしい日本語でコミュニケーションをとってみませんか。
下のポイントを確認して、例題に挑戦してみましょう。

◆針谷先生に聞くやさしい日本語のポイント
1.はっきり言う
・明確な言葉、発音で言う。
例:うん→はい/ううん→いいえ
・できることはできる、できないことはできないと言う。
例:
現金しか使えません。→現金だけ使えます。
電車でも行けなくはないです。 → 電車で行けます。時間がかかります

2.最後まで言う
・日本語は最後の言葉で意味が大きく変わります。最後まで丁寧に言いましょう。
例:いきます⇔いきません/します⇔しません

3.短く言う
・一文を短くし、熟語は和語にする。
例:ごみは分別し、指定日に出してください。→ごみは分けて出します。燃えるごみは〇曜日、ビンや缶は△曜日です。
・尊敬語や謙譲語を使わず、丁寧語(です・ます)を使う。
例:チケットを拝見させていただきます。→チケットを見せてください。

◇例題
(1)危険が迫っていますので、高台に避難してください。
(2)給水車と炊き出しが到着予定です。

解答:
(1)危ないです。高いところに逃げてください。あそこ(指で指して)に逃げてください。
(2)水や温かい食べ物がもらえます。無料です。お金はいらないです。

やさしい日本語は、一つの表現で誰にでも通じるものではありません。言葉を変えたり、紙に書いたり、相手に合わせる気持ちが一番大切です。

◆やさしさで踏み出す一歩を
「加須市を選んでくれた人たちに、ここに来て良かったと思ってもらえたら」。外国人の日本語習得支援に取り組む方からも、技能実習生を受け入れる企業からも、同じ想いをお聴きしました。そして、言葉や文化がちがうからこそ学び合える部分があることを、皆さんが実際の交流の中で感じていました。
もし、私たちが外国へ移住したら、どのような気持ちになるでしょうか。家族と離れ、慣れない環境で暮らすとき。周囲とコミュニケーションがとれず、うまく友達がつくれないとき。不安になったり、困ったりすることは、みんな同じ。そして、困ったときに声をかけてもらえたときの嬉しさも、みんな同じなのではないでしょうか。
言葉や文化の「ちがい」を越えて共に生きる社会を育むのは、お互いを理解しようとする想像力と、一歩を踏み出すやさしい言葉と心なのかもしれません。

問合せ:総務課
【電話】内線333

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