■どんなスポーツ?
ベースボール5(ファイブ)は、キューバで遊ばれていた「クアトロ・エスキーナス(4つの角)」という手打ち野球を基に、2017年に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)によって考案されたアーバンスポーツ※です。WBSCからは、野球・ソフトボールに次ぐ第3の競技として位置付けられ、スピード感あふれる激しい攻防は観客を魅了します。
ゴムボールさえあればどこでもプレーでき、フィールドも野球やソフトボールと比べてコンパクトになっています。
最大の特徴といえるのが、投手がいないことです。攻撃側は、打者が自らトスして手のひらまたは拳で打ちます。守備側はチーム5人全員で内野を守ります。
■世界規模の盛り上がり
費用があまりかからずプレーできることもあり、ヨーロッパやアフリカを中心に広がり、現在では世界70カ国以上で親しまれているベースボール5。
日本代表は、2022年11月に開催されたベースボール5ワールドカップでは準優勝、今年4月に開催されたアジアカップでは初優勝するなど、その実力は世界でもトップレベル。
国内での人気も高まる中、今年6月には加須市も活動拠点としている5STARsが参加する国内リーグが発足し、志多見小学校体育館でもリーグ戦が行われました。
市内小学校では体験授業も行われていて、評判も上々。こどもたちの人気スポーツとなりつつあります。
※広い場所を必要としない都市型のスポーツ
■ベースボール5 主なルール
・1チーム5人(男女混合)
・グローブ、バットは使わない
・バッターボックスは本塁の後ろ
・投手がいないため、打者は自分でトスして打つ
・打者がボールを打つときはワンバウンドさせる
・ファウル、空振りはアウト
ホームランはありません。打球がワンバウンドせずに場外に出てしまうとアウトになります。
本塁を守る捕手がいないため仲間と協力してカバーしなければなりません。
■ベースボール5を紹介してくれるのは日本代表の2人
○六角彩子(ろっかくあやこ)選手(左)
平成3年生まれ、加須市在住 茨城県日立市出身
WBSC Baseball5公認インストラクター
(Baseball5)5STARs所属
(女子野球)茨城ゴールデンゴールズ所属
○數田彩乃(かずたあやの)選手(右)
平成7年生まれ、加須市在住 高知県高岡郡中土佐町出身
(Baseball5)5STARs所属
(女子野球)茨城ゴールデンゴールズ所属
■ベースボール5 5つの魅力
○その1 必要なのはボールだけ!
グローブもバットも必要ありません。必要なものはボール一つです。
ゴム製のやわらかいボールを使うため、安全にプレーできます。
○その2 どこでも楽しめる!
塁間は13mと、野球やソフトボールよりコンパクト。
球場のような広い場所を必要としないため、公園や体育館など、身近な場所で楽しむことができます。
○その3 短時間で白熱!
1試合は5イニング制。短時間で繰り広げられる攻防戦は、ダイナミックかつエキサイティングで観客も楽しめます。
1試合の平均時間は30分ほど。短いと15分で終わることもあります。
○その4 戦略が豊富!
ボールを打つ際に回転をかけて相手守備をかく乱したり、走者がどこの塁にいるかで打つ方向を変えたりと戦略はさまざま。チームメイトとの連携が勝利のカギとなるため、戦略を練るのも楽しみの一つです。
○その5 気軽に楽しめる!
自分でボールをトスして打つため、空振りすることはほとんどありません。野球経験がなくても簡単にプレーできます。
大人とこども、男女の差が出にくいため、年齢や性別を問わず、気軽に楽しめます。
■Information
六角選手と數田選手は、日本代表として10月7日から12日まで香港で行われた「第2回WBSCベースボール5ワールドカップ」に出場し、準優勝しました。
また、11月からは「第2回ベースボール5日本選手権」の予選が始まり、両選手が所属するチームは12月14日(土)・15日(日)の試合に出場予定です。2人のますますの活躍が期待されます。
■Pick up
○BASEBALL5 FESTIVAL2024 in KAZO
大会は、ジュニアの部(小学生)、オープンの部(中学生以上)に分けて行います。皆さんの参加をお待ちしています。
とき:12月7日(土)9時開会式
ところ:ふじアリーナ
※詳しくは、市ホームページをご覧ください。
今、世界から注目を集めている新しいスポーツ、ベースボール5。
市内でも、日本代表選手も参加する国内リーグが開催されるなど、盛り上がりをみせています。
野球やソフトボールともまた違う、ベースボール5の新しい魅力に、ぜひ触れてみませんか。
問合せ:スポーツ振興課
【電話】0480-62-6123
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