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市長コラム

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埼玉県加須市

市内には11の工業団地と2つの工業集積地があり、製造業をはじめ多くの企業が立地していますが、近年は、大型の物流倉庫の立地も目立っています。東北道加須ICを通過する車両の台数は、トラックを中心に1日当たり平日が14,020台、休日が9,429台で、年々増えています。首都50km圏というロケーションの良さに、東北道や圏央道ICの存在、比較的自然災害が少ないこと、働き手が多いこと、そして従業員や家族にとっての暮らしやすい生活環境が整っていることなどがその要因だと思います。
都市の顔はさまざまです。よくベッドタウンとか企業城下町とか言いますが、都市には単身者から大家族まで、そして赤ちゃんからお年寄りまで老若男女さまざまな人々が暮らしています。
産業団地整備や企業誘致などで働く場だけあればよいというわけではなく、こどもたちのための保育所や幼稚園も、小学校や中学校、高校、大学なども、高齢者のための福祉施設も、家族の暮らしのためのスポーツや文化を楽しむ施設も必要です。病気になったときの病院も必須でしょう。
「埼玉一の米どころ」農業都市の顔、工場や物流倉庫といった産業都市の顔はもちろん、子育て都市、教育都市、福祉都市、健康都市、スポーツ都市、文化都市、そして自然豊かで安全な環境都市など、さまざまな市民の「暮らし」に求められる多様性のある都市の顔づくりに全力で取り組んでいます。

多様性のある都市を目指して

加須市長 角田守良

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