今月の推しホン

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■進化を超える進化
著：ガイア・ヴィンス
訳：野中香方子
文藝春秋
人間は、既に生物学的人類を超える超生物「ホモ・オムニス(集合性人類)」になりつつあると、著者は主張します。今や我々の人生を決めるものは遺伝子でも個人の意思でもなく、現代社会が形作る集合脳的ネットワークの中での「位置」であるというのです。
我々の遺伝子と文化との間で相互に起こる「進化」について、「火」「言葉」「美」「時間」という4つの切り口から深く考察された本です。

■こねこのさがしもの
さく：マーガレット・ワイズ・ブラウン
え：レナード・ワイスガード
やく：安藤紀子
ロクリン社
むかし、1匹のこねこがいました。ねこやなぎ(プッシー・ウィロー)のようなねずみ色のやわらかな毛をしていたので、自分をウィローと名付けました。
ある日、ねこやなぎの花がないことに気がついたウィローは、ねこやなぎの花を探しに行きました。
いろいろな生き物や動物たちと対話をしながら、ねこやなぎの花を探すこねこの様子が優しく描かれた絵本です。