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■手のひらの京
著:綿矢りさ
新潮社
生まれ育った京都に暮らす三姉妹。
出会いのない日々に漠然とした不安を抱えている長女・綾香と、会社での恋愛と人間関係に悩む次女・羽依、そして卒業後の就職を機に地元を離れることを決意する三女・凛。
何気ない日常のなか、それぞれが人生の岐路に立っていることを感じ、迷いながら自分で決めた道を歩んでいく…。古くからの風習が根強く残る土地を舞台に、現代を生きる三姉妹の三者三様を描いた小説。
■ぼくのもものき
文・絵:広野多珂子
福音館書店
ある春の日曜日、ぼくとおかあさんは、花の苗を買いにいきます。そこで見つけたのは、ももの苗木。マンションに住んでいるので、おかあさんは買うことに反対しますが、鉢植えでも育てられるのがわかり、ふたりはももの苗木を買って帰ることにしました。
鉢に植え替え、花が咲き、受粉をさせて、実がだんだんと大きくなって…と、親子でももを育てていく様子が、丁寧に描かれた絵本です。
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