■愛の果実
サラダやスープ、パスタにケチャップと、食卓に欠かせないトマト。世界で最も生産量が多く、日本でも産出額第1位の野菜です。
その名の由来は、15世紀ごろメキシコ中央部に栄えた国家、アステカの言語ナワトル語の「トマトゥル(ふくらむ果実)」といわれています。
イタリア語では「ポモ・ドーロ(黄金のリンゴ)」。フランス語の「ポム・ダムール(愛の果実)」が変化したものとの説もあるそうです。いかにも情熱的なイメージのあるラテン民族らしく思えますが、ドイツ語や英語でも「リーベスアプフェル」、「ラブ・アップル」と、いずれも愛のリンゴを意味する呼び名がありました。しかしながら、理由は定かでないものの、現在では、トマトゥルを語源とする呼び名が世界で使われています。
そして、加須を代表するトマトの一つ、かぞブランド認定品「木甘坊(きかんぼう)」。今から20年ほど前、JAほくさい北川辺とまと研究会が、生産するトマトの愛称を募集しました。地域の児童から多くの愛称が寄せられた中で「木で甘く熟したトマト」をイメージした木甘坊と名付けられました。
甘さだけでなく、酸味とのバランスが整い、しっかりした果肉が特徴の木甘坊は、7月上旬まで味わうことができます。
○木甘坊
出荷時期:12月中旬〜7月上旬
品種:れおん、かれん
販売場所:
・道の駅かぞわたらせ
住所:小野袋1745-1
【電話】0280-62-5555
・JAほくさい北川辺農産物直売所(コメットハウス)
住所:向古河281-2
【電話】0280-62-3636
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