■上高柳の「鎌どっかえ」
上高柳にある諏訪神社の創建は、信州諏訪大社の分霊をまつったことによるとされ、主祭神の武神名方命(たけみなかたのみこと)は、農耕の守護神として崇敬されています。
この神社では、例大祭の7月27日、朝早くから「鎌」を持った人がお参りをします。「鎌」は、割った竹の先に諏訪神社と書いた経木を付けた鎌の形をしたもので、鎌どっかえは、前の年に神社から頂いた「鎌」を持ち寄り、新しいものと取り替える行事です。鎌は農業のシンボルで、作物の豊作を祈り、行われます。さらに鎌は草を刈ることから、皮膚病の瘡(くさ)を刈り取るものとして、無病息災に通じるとされます。
かつては、諏訪神社をまつる戸崎・上高柳・正能・戸室などの村で広く行われていた鎌どっかえは、現在騎西地域では、ここのみとなっています。
○諏訪神社
住所:上高柳52
問合せ:生涯学習課
【電話】0480-62-1223
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