15年前の合併の時、旧1市3町の行政サービスの違いを、いつ、どのように統一していったらよいか、何千とあった膨大な事務事業について協議を重ねました。その結果、新市として統一されたものも多くありますが、まだ旧市町毎に異なったままのものも残っています。
合併前の旧1市3町は、それぞれひとつの自治体としてシビルミニマム的にさまざまな分野で各都市機能や施設を自前で競ってそろえました。その結果、合併してできた加須市には、庁舎も図書館も体育館も文化・学習センターも、皆4つずつあります。
施設の廃止や統合、複合化などが進んだものもありますが、ほとんどはそのまま残っていて維持管理するだけでもかなりの負担です。一般的に公共施設は15年で修繕し30年で大規模修繕、50年で建て替えといわれますが、全ての公共施設をそうすると莫大な経費が必要となります。不可能です。
「強いものが生き残るのか?否!賢いものが生き残るのか?否!変化に対応できるものだけが生き残っていくのだ!」とダーウィンも言っています。
高齢化や少子化、人口減少、多様化といったさまざまな環境の変化と課題に対応しながら、持続可能で効率的な行政サービスを提供すべく、公共施設の再編整備などを進めてまいります。
変化に対応していこう、継承と革新!
加須市長 角田守良
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