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特集 求められる公共施設の再編(2)

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埼玉県加須市

■公共施設の今後は?公共施設マネジメントの推進
次の世代に安全・安心に利用してもらうためにも、公共施設の実態を的確に把握するとともに、将来のあり方を考え、長期的な視点で経営・管理していく「公共施設マネジメント」が必要です。
本市では合併後、公共施設の老朽化や多様な活用方法に対応するために、複合化や廃止を進めてきました。
また、将来を見据えた公共施設の適正配置を進めるため、令和4年3月に「加須市公共施設等総合管理計画(試案)改訂版」を策定するとともに、庁内に「公共施設等総合管理計画推進本部」を設置し、個別の施設の再編や今後のあり方について、順次検討を進めています。

○これまで複合化・廃止した公共施設
・騎西中央幼稚園を騎西小学校と複合化(令和元年度)
・北川辺公民館を北川辺中学校と複合化し、北川辺コミュニティセンターとして整備(令和3年度)
・騎西老人福祉センター・北川辺老人福祉センター・老人福祉センター不老荘を廃止(令和3年度)

■加須市公共施設等総合管理計画(試案)改訂版の基本方針
○1 「公共施設のあり方」は「行政サービスのあり方」と一体的に考えます
公共施設の維持、統廃合など公共施設のあり方は、そこで提供する行政サービスのあり方と一体で考えていきます。

○2 サービスの「質」のため、提供する場所の「量」を減らします
「質」の維持・充実のため、提供する場所(公共施設)の「量」を減らします。

○3 真に必要な施設は、市民が安全・安心に利用できるよう健全に維持します
今後も維持していく公共施設は、老朽化の状況や耐震性の有無、提供するサービスの質や需要などを踏まえ、優先順位を整理しながら整備します。

○4 民間でできるものは民間を活用します
民間が行った方が効率的・効果的に施設の維持管理や業務が行えるものは、民間を活用していきます。

■次の世代のために
公共施設全体の適正配置に向けた取り組みを進めると、身近にある施設がなくなることも考えられます。例えそうであったとしても、公共施設の未来を真剣に考える「転換期」ともいえる今を生きる私たちは、将来を担う世代に負担を背負わせるわけにもいきません。
今後は、個別の施設の状況や市の公共施設全体のバランスなどを考慮しながら、市民の皆さんと情報や課題を共有し、公共施設の適正配置に向けた取り組みを進めていきます。

問合せ:政策調整課
【電話】内線317

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