■Interview2 夢は、憧れの舞台 全仏オープンでの優勝
テニスプレーヤー 田畑遼さん 2008年1月生まれ/北海道札幌市出身
私の夢は、テニスの四大国際大会の一つ、「全仏オープンでの優勝」です。大会出場のためにフランスを訪れたとき、機会があり全仏オープンの会場を見に行きました。会場の大きさ、洗練された雰囲気に圧倒されましたが、それと同時に「ここで勝ちたい」と強く思いました。
2014 6歳:小学1年生で本格的にテニスを始める
2020 12歳:
加須市に移住(加須西中学校に転入)
むさしの村ローンテニスクラブに入会
夢☆未来応援事業に応募して採用される
2021 13歳:RSK全国選抜ジュニアテニス大会 13歳以下 優勝
2022 14歳:全日本ジュニアテニス選手権 14歳以下 優勝
2023 15歳:
MUFG全国ジュニアテニストーナメント 優勝
全日本ジュニアテニス選手権 16歳以下 優勝
現在 16歳:
ジュニアデビスカップ アジア予選 優勝
国内外で開かれるさまざまな大会に出場
○自分を信じて努力し続ける
憧れの舞台での勝利を目指して、練習やトレーニングでは絶対に妥協しないようにしています。自分は選手の中では体が小さい方なので、パワーで押されても下がらない、攻めるテニスを展開できるように意識しています。
通っている市内のクラブには、プロ選手が多く、入念なストレッチや高い集中力から来るミスの少なさなど、たくさんのことを間近で学ばせていただいています。
オフには、同じクラブの友達と市内でボウリングやビリヤードを楽しんでいます。ボールの回転と軌道の関係など、テニス以外のスポーツに触れる中で、テニスについて考えさせられることもあって、面白いです。近場の温泉施設に行くのも好きです。体だけでなく、心もリフレッシュできます。温泉施設の漫画コーナーでスポーツ漫画を読むのも、最近のお気に入りの過ごし方です。
夢を実現するためには、自分を信じて夢に向かって努力することが大事だと思っています。それは、加須市に引っ越して、練習時間を増やすことができてから、練習すればするほど上達した実感があるからです。コーチや先輩方、自分を成長させてくれる今の環境にはとても感謝しています。これからも夢に向かって努力を続け、加須市の選手として活躍することでも、恩返しをしていきたいです。
○練習に集中できる場所
人が多過ぎないのも、加須市の魅力の一つだと感じています。引っ越してきたばかりの頃、温かく迎えてもらえたおかげで、今では、気張らずに接することができる知り合いに囲まれ、リラックスした状態でテニスに向き合えています。
◆夢を応援する人
むさしの村ローンテニスクラブ チーフコーチ 武正真一さん
田畑さんはジュニアの中でも練習量が多いと思います。どのジュニアに対しても同じ気持ちですが、コーチとして接する時間が多い分、テニスの技術だけでなく、人間的にも大きく育ってほしいと願っています。
テニス選手としてはまだこれからなので、失敗を恐れずにチャレンジしていってほしいですね。自分の可能性を信じて、努力を続けることは決して無駄にはならないと思います。これは夢に向かって頑張っている全ての人に伝えたいことです。
田畑さんはじめ選手たちはジュニアの頃から世界各国を飛び回り、移動の疲れや時差のある中で戦っています。そんな彼らにとって皆さんの応援が大きな力です。
テニスは、幅広い世代の仲間と一緒に楽しむことができる健康スポーツだと思います。選手たちの活躍を通じてテニスに関心を持ち、彼らを応援してもらえると嬉しいですね。
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