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歴活(レキカツ)-知れば史るほど-

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埼玉県加須市

■古文書から見えてくる幕末の加須
アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーは、軍艦(「黒船」)4隻を率いて1853(嘉永6)年6月に浦賀沖に現れ、日本に開国を求めました。
市内の旧家には、この時の様子をうかがい知ることができる達書(たっしがき)の写しが残っています。その内容は、1854(嘉永7)年正月に、2度目の来航を受け村の役人へ軍役負担や治安維持を命ずるものでした。軍役として村に人夫10人・馬1匹半・わらじ201足・玄米20俵などが割り当てられています。また、異国船が多数渡来するようになった幕末、海岸防御のため、寺院の鐘を大砲や小銃に鋳直すようにという内容の名主方への達書や村人への触書も残っており、緊迫した国際情勢は、加須市にも伝わっていました。(『大利根町史 資料編(上巻)』より)
市内各図書館では、ペリー来航時や幕末当時の加須市の様子などが記された市史・町史などを閲覧することができます。
紹介者:平澤香 加須市文化財保護審議会委員

問合せ:生涯学習課
【電話】0480-62-1223

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