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自治体の皆さまへ

〔特集1〕私たちのデーノタメ遺跡(3)

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埼玉県北本市 クリエイティブ・コモンズ

■全国から寄せられる期待
〔縄文シティサミットin洞爺湖レポート〕
語り手:文化財保護課長 大平洋佑
デーノタメ遺跡が国指定史跡になったことを受けて、今年度から「縄文都市連絡協議会」に加盟した北本市。10月7日に北海道洞爺湖町で開催された「縄文シティサミットinとうや湖」に初参加してきました。
サミットでは記念講演のほか、18人の参加都市首長等によるパネルディスカッションが行われました。
会場で「北本市からやってきました」というと、全国の担当者から「あのデーノタメ遺跡の!」と反応があり、デーノタメ遺跡の認知度の高さ、ひいてはデーノタメ遺跡の重要性に改めて気付かされました。
また、自らのまちから出た土偶の魅力や、「至高の縄文鍋」開発に向けた取組みを語る姿から、それぞれの自治体の縄文遺跡の個性や魅力をより多くの人に伝えるため、日々真剣に考え、取り組んでいることが伝わってきました。この熱い想いを北本に持ち帰り、デーノタメ遺跡の整備・活用に生かしていきます。
翌8日には、世界文化遺産にもなっている洞爺湖町の「入江貝塚」、伊達市の「北黄金貝塚」を視察し、発掘中に出てきた無数の石器をそのまま露出展示している様子などを見ながら、各都市の担当者から、その特徴を活かした史跡整備や展示の工夫を伺いました。
今回の交流を通して学んだ取組事例や、日本各地の縄文史跡の先輩方から受け取った思いを胸に、「デーノタメ遺跡」の特色や魅力を伝え、より多くの皆様に親しんでいただけるような史跡とすべく、整備を進めていきます。

◇縄文都市連絡協議会
縄文文化の魅力・深さ・歴史的意義の全国へのPRと、まちづくりに活用するためのネットワークづくりを推進するため、平成11年に設置された。令和6年10月時点で全国22市町が加盟し、青森市が会長・事務局を務める。年1回、「縄文シティサミット」を加盟都市で開催し、都市間の交流と、縄文文化を活用したまちづくりの情報交換を行っている。

◇青森市からのメッセージ
この度、北本市の「デーノタメ遺跡」が国指定史跡に指定されましたこと、心からお祝い申し上げます。これまで遺跡の発掘・調査を行い、その保存と活用に御尽力されてこられた貴市をはじめ全ての関係者の皆様に深く敬意を表します。
デーノタメ遺跡は我が国の貴重な宝として未来に残すべき文化遺産であるとともに、地域の魅力を形づくる観光資源としても重要な役割を果たすものと存じます。
デーノタメ遺跡が持つ独自性や個性を本協議会会員都市の遺跡と結びつけ、縄文を活かしたまちづくりにさらなる相乗効果が生まれることを期待しております。
令和6年11月30日
縄文都市連絡協議会会長 青森市長 西秀記(ひでき)

■みんなでつくる!「きたもと縄文みやげ」開発アイデアコンテスト
「縄文都市きたもと」をPRする「きたもと縄文みやげ」のアイデアを募集するコンテストを実施します。
募集期間:12月1日(日)~31日(火)
募集部門:
(1)グルメの部(料理部門)
(2)グッズの部(工芸品部門)
スケジュール:
・令和7年1月上旬…一次審査(1月下旬に二次審査決定者通知)
・2月23日(日・祝)…コンテスト(二次審査)
場所:コミュニティセンター

問合せ:北本市観光協会
【電話】591-1473

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