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自治体の皆さまへ

〔特集〕始まりは1本の電話から(2)

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埼玉県北本市 クリエイティブ・コモンズ

■〔被害はどれくらい?〕市内の特殊詐欺の被害額

昔からオレオレ詐欺って聞いてたけど、まだこんなに被害が多いのね。
タンス預金も狙われているか付けてね!

■〔これで被害を防ぐ!〕詐欺への対策
最も有効なのは犯人と話をしないこと

◇有効な電話対策
家庭用電話機に次の設定を行い、犯人からの電話に出ないことを心がけましょう。
・常時留守番電話設定…在宅時も留守番電話設定をしてあれば、犯人と話さずに済みます。
・ナンバーディスプレイ…相手の電話番号が表示されるので、不審な番号は出ないようにしましょう。
・通話録音機能…「この通話は録音されています」等の警告メッセージが犯人に効果的です。
・合言葉を決める…家庭用電話にかけてくる家族などと事前に合言葉を決めておきましょう。

◇留守番電話設定テスト実施中
埼玉県警察では、詐欺犯人からの電話を防ぐため「留守番電話設定テスト」を実施しています。合格した人に、留守番電話設定認定証を毎月50人に郵送しています。協力事業者に認定証を掲示すると優遇特典が受けられるので、ご興味のある人はぜひご参加ください。

■特殊詐欺を知っていても被害に遭うことも多いのです〔鴻巣警察署生活安全課長(3月21日まで)清水奈麻子さん〕
◇他人事として考えないで
「声が似ていたんだよ、息子に」このような言葉を特殊詐欺被害者の方々からよく耳にします。また、被害者の方々は、「特殊詐欺を知っていた」「自分が被害に遭うと思わなかった」と、特殊詐欺という犯罪をご存知であったとお話しされます。
では、なぜ騙されてしまったのでしょうか。ひとたび犯人からの電話に出てしまうと、声が似ていなくても巧妙な話術により、正常な判断が出来なくなってしまい、あっという間に騙されてしまうのです。
統計上、高齢者が被害に遭いやすいという結果が出ていますが、決して年齢のせいだけではありません。家族と疎遠になっているなど、すぐに誰かに相談できない生活環境も大きな要因です。お金の話は警察や誰かに相談するなど一人で判断しないよう、普段からの心構えや癖をつけてください。

◇被害防止にご協力を
実際に被害を防げた事例としては、金融機関やコンビニエンスストアなどが特殊詐欺を疑い、警察に通報してくれる水際対策が最も多くなっています。また、ATM機の前で高齢者が携帯電話を使いながら操作しているという通報もいただきます。もちろん、詐欺ではない場合もありますが、こういった通報を受けて警察官がその場に向かうなどし、鴻巣警察署管内では令和5年中約5,773万円の特殊詐欺被害を防止することができました。我々の暮らすまちを安全で安心なものとするため、誰しもが被害に遭う可能性があることを踏まえ、今後の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

問合せ:くらし安全課交通・防犯担当
【電話】594-5522

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