■災害に強く魅力的なまちを目指して
〔北本市長 三宮幸雄〕
市民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。また、日頃から市政運営に対しまして格別なる御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和6年は、年明けに発生した能登半島地震や各地の豪雨災害など、防災・減災対策の重要性を強く感じた一年でした。これを踏まえ、災害の未然防止や災害への備えを一層強化するとともに、住民の皆様の防災・減災意識を高める取組みを推進してまいります。
特に、本年は市内小・中学校体育館へのエアコンの設置に着手し、順次災害発生時の避難所の環境改善を進める予定であり、さらなる防災力の向上に努めてまいります。
また、令和6年10月には、本市のデーノタメ遺跡が正式に国の史跡として指定されました。この遺跡の特徴の一つとして、約1500年もの長い期間、この北本の地で当時の暮らしが続いたということが挙げられます。自然と共生し、資源を循環させ、争いのない平和な社会が長く続いた当時のライフスタイルは、SDGsが謳われる現代において、未来へのヒントなのかもしれません。
現在、本市はまちづくりの最上位計画である第六次北本市総合振興計画の策定を進めています。気候変動による自然環境の変化や少子高齢化を伴う人口減少など、様々な社会変化に直面している中で、将来に向けて持続可能なまちづくりが求められています。まちの未来をしっかりと考え、市民の皆様にとって安心・安全で魅力的なまちづくりを進めてまいります。
この一年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げまして、新年の御挨拶といたします。
■安心して暮らせるまちづくりを目指して
〔北本市議会議長 滝瀬光一〕
市民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。また、日頃より市議会に対しまして御理解と御協力を賜り、心より感謝申し上げます。
令和6年は、1月1日にマグニチュード7.6の能登半島地震が発生し、復旧・復興の道のりは、建築資材等の高騰や人手不足の影響から思うように進んでいないとの報道がなされています。一日も早い復旧・復興を祈念いたします。
令和6年の実質GDP成長率は前年から上昇傾向で、雇用環境や所得も改善されてきているものの、物価上昇や世界の紛争情勢など、市民生活に影響を及ぼすリスクは少なくありません。市議会としましては、市民生活の向上、安全・安心な暮らしの確保に資するため、社会情勢や市民ニーズを的確に捉え、しっかりと役割を果たしてまいります。
市議会では、令和6年4月に議員が会議出席した際に支払われる費用弁償を廃止するとともに、気軽に議会を傍聴していただけるよう傍聴規則を見直しました。8月には、北本高校との模擬議会を開催し、まちづくりの提案や議員との意見交換を実施しました。また、議会運営委員会や行政視察の受入を試行的にオンライン形式で行うなど、新たな取組みを進めております。
今後も、議員一同、広く市民の皆様から意見をお聴きしながら、身近で開かれた議会の実現に向け努力していくとともに、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指し、全力で取り組んでまいります。
本年も一層のご支援、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして実り多い一年となりますよう祈念申し上げまして、新春の挨拶とさせていただきます。
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