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自治体の皆さまへ

市長コラム「価値ある未来を、共に」

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埼玉県吉川市

■卒業生へ
3月15日は中学校の、そして22日は小学校の卒業式でした。今回卒業を迎えた子供達は、まさにコロナ禍で学校生活を送った子供達。3年前の始業は6月にずれ込み、その後もさまざまな学校行事が中止となり、つらく、寂しい思いをしました。そうした子供達が卒業を迎えるにあたって、私からは「もう一人の自分」と「志」についてのお話を祝辞として贈りました
「もう一人の自分」とは、悩んだり、迷ったりしながら毎日を生きている自分を、上の方から冷静に、そして温かく俯瞰(ふかん)している「自分」です。そして、その「もう一人の自分」が自分に語りかけるのです。「大丈夫、大した失敗じゃない!」「この経験を次の機会に生かそう!」。そんな風に「もう一人の自分」の声が聞こえるようになると、どんな経験も前向きに捉えられ、その中に未来を見出すことができるようになります。この3年間のコロナ禍のような状況でも、その中に「本当に大切な事への気付き」や「未来に生かせる経験」があったことをしっかりと捉えることができます
「志」とは「自分の持っている能力を、自分のためだけではなく、誰かのため、社会のため、未来のために使おうという気概や挑戦」のことです。漠然と「社長になりたい」と思うのではなく、「多くの人の役に立つ新商品を開発するために会社を立ち上げて社長になる!」というような強い思いを持つことが「志」です。「志」を持つことができれば、「今、自分は何を勉強し、どんな経験を積むべきか?」が見えてきます。そして、どんなに苦しい状況でも、「○○のために」と思う気持ちがあれば、頑張り抜くことができます
「もう一人の自分」と「志」。新たな生活の中で悩んだり迷ったとき、この二つを「人生の羅針盤」とし、さらに大きな人間に成長して欲しいと思います。頑張れ卒業生!いつも応援しています!

問合せ:政策室
【電話】982・5112【FAX】981・5392

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