令和5年度決算(1)

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◆一般会計
令和5年度の一般会計(※1)決算は、歳入が276億1050万9千円、歳出が262億2714万5千円となりました。歳入歳出差引残額は、13億8336万4千円となり、翌年度に繰り越した事業の財源1億9686万9千円を除いた、11億8649万5千円が実質収支額(※2)となります。

○この記事内の表やグラフにおいては、数字の単位未満は原則として四捨五入しているため、総数と内訳の計が一致しないことがあります。

▽〈歳入〉総額は5億円増
・市税および市債は増
おあしす長寿命化事業などにより市債が2億6783万5千円増加しました。また、市民税や固定資産税の増加などにより、市税が2億729万3千円増加しました。
・国庫支出金が減
社会資本整備総合交付金の減少などにより国庫支出金が4億1613万6千円減少しました。

▽〈歳出〉総額は3・9億円増
・教育費・民生費の増
おあしす長寿命化事業などにより教育費が7億6908万円増加しました。また、エネルギー・食料品価格などの物価高騰の影響を受けた住民税非課税世帯等に対する物価高騰対応支援給費金給付事業などにより、民生費が4億2352万8千円増加しました。
・土木費の減
吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業特別会計繰出事業などの減により土木費が3億486万3千円減少しました。

◇市民1人当たりでみると
・1人当たりの市税
14万2,873円(前年度比3,417円増)
・1人当たりに使われたお金
※一般会計のみ
36万1,355円(前年度比6,857円増)

令和6年4月1日現在の人口72,580人で算出しました。

■こんなことに取り組みました!主な事業を紹介します
▽吉川美南駅東口周辺地域整備
平成29年度より事業を開始し、駅前広場などの工事を実施する他、幹線道路の暫定供用を開始しました。

▽三輪野江地区無名橋架替事業
令和3年度より工事を進めてきた市道3-104号線の橋りょうを、令和6年6月に開通し、「兵庫橋」と名付けました。

▽おあしす長寿命化事業
外壁・屋上の防水工事、照明器具のLED化、空調機の入れ替えなど、中規模修繕を実施しました。

▽その他の主な新規・拡充事業
・第3期子ども・子育て支援事業計画策定に向けたニーズ調査
・産後ケア委託
・小学校照明器具LED化工事
・小中学校エアコン整備工事に係る設計委託
・アウトリーチ・継続的支援業務委託
・第5次吉川市障がい者計画策定委託
・排水ポンプ車購入
・アクアパークスケートボード用セクションおよびバスケットコート整備
・総合体育館長寿命化改修工事に係る設計委託

◇決算書・成果表を閲覧できます
令和5年度決算書・成果表は、市役所、市内各図書館、市ホームページで閲覧できます。

◆歳入276億1,050万9千円

○市税収入の内訳

○都市計画税を活用した事業は、以下のとおりです。

◇用語解説
※1　一般会計…教育や福祉、道路整備などの行政の基本的な会計。一般会計の他、特定の事業のための特別会計がある。
※2　実質収支額…年間歳入歳出差引残額から翌年度の事業の財源を差し引いた額。実質的な黒字・赤字を示す額。
※3　都市計画税…道路、下水道、公園整備などのような、都市計画事業に必要となる費用に充てるための目的税。

◆歳出262億2,714万5千円

○市債残高
市債は、家計に例えると借金です。おあしす長寿命化などの事業のために16億6715万3千円借り入れした一方、過去に借り入れた市債を20億1786万5千円返済したことにより、市債残高は減となりました。

市債残高(年度末)の推移

○基金残高
基金は、家計に例えると貯金です。基金には、災害時や財源が不足する場合に備えて貯めておく財政調整基金や、市債の返済に備えて貯めておく減債基金、特定の目的のために貯めておく公共施設整備基金などがあります。

基金残高の推移