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【令和5年度男女共同参画啓発事業テーマ】女性とスポーツ(2)

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埼玉県吉川市

■吉川市の取り組み
最近は、スポーツ界においてもジェンダー平等や女性活躍の場が注目され、さまざまなスポーツシーンで女性の活躍が話題になっています。そこで、令和5年度は「女性とスポーツ」をテーマに取り上げ、啓発事業を実施しました。女子プロサッカーリーグのWE(ウィー)リーグ(※4)は、サッカーを通して、ジェンダー問題の解決や多様性のある社会、女性活躍社会実現の推進という特徴的な取り組みをしています。そのWEリーグ理事長、髙田 春奈(たかた はるな)氏の講演と、吉川市出身の女子プロサッカー選手である南 萌華(みなみ もえか)選手のメッセージ上映を令和5年1111月2525日、おあしす多目的ホールで行いました。
※4 WEリーグとはWomen Empowerment Leagueの略称。令和3年9月に開幕した日本初の女子プロサッカーリーグ。この名称には、日本に「女子プロサッカー選手」という職業が確立され、リーグを核に関わる私たちみんな(WE)が主人公と)して活躍する社会を目指す、という思いが込められています。

○WEリーグの理念
女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。

■髙田 春奈氏の講演
◆女性がもっと活躍する社会のために
○髙田春奈氏がWEリーグのチェアになった理由
(1)女子サッカーに成長の可能性を感じました。日本女子サッカーは、FIFAワールドカップにおいて、世界を制覇した経験があり、世界から尊敬され、さらなる可能性を秘めています。
再び世界一を目指し、世界のトップクラスであり続けたいです。
(2)女子サッカーがもっと注目されることで、女性が活躍する社会のモデルとなり、より良い社会づくりに貢献できるのではと思いました。
個性的な選手たちが自信と勇気を持って活躍する姿が、女性活躍社会をけん引するロールモデルとなるために、女子サッカーの社会的な位置付けを高めていきたいと思います。

◆WEリーグの取り組み(一部)
○リーグ参入基準(抜粋)
(1)クラブの運営に女性登用を義務付けている。
※スポーツ組織として日本初の取り組み。
(2)ホームスタジアムに託児施設設置を義務付けている。
※産後復帰した選手だけではなく、ファン・サポーター、クラブ関係者、運営スタッフなど、WEリーグに関わるすべての人のことを考えたもの。

○WE ACTION DAY
※選手、クラブ、サポートする人々がリーグの理念実現のために行動をする日のこと。
例1)「ジェンダーについて考えよう!」をテーマに「大宮アルディージャVENTUS」の選手と地元の中学生がディスカッションを行った。
例2)「子どもたちの未来に夢や希望を!」と題し、「ちふれASエルフェン埼玉」の選手が少女サッカークラブの子どもたちと身体を動かし、多様性や夢について一緒に考えた。

◆髙田 春奈(たかた はるな)氏
公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)理事長
長崎県出身。大学を卒業後、ソニー入社。主に人事を担当。2005年から人事コンサルティング会社、広告代理店経営を経て、2015年ジャパネットホールディングス取締役に就任。2018年JリーグV・ファーレン長崎の上席執行役員兼務、2020年代表取締役社長に就任。Jリーグ理事(社会連携担当)に就任し、2022年9月よりWEリーグの2代目チェアに就任。現在、JFA副会長、Jリーグ特任理事、全日本大学サッカー連盟理事などを兼任。

問合せ:市民参加推進課
【電話】982・9458【FAX】981・5392

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