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自治体の皆さまへ

循環型社会を実現するには?私たちができること。

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埼玉県吉川市

現代社会は技術の発展に伴い、大量の資源を消費して大量の物資を生産し、それを無尽蔵に消費することで成り立っています。大量生産・消費の仕組みは私たちに豊かな生活をもたらし、欧米を中心に経済発展をもたらしました。
しかし、大量生産・消費・廃棄を続けていくうちに、資源の枯渇や環境破壊などさまざまな問題が現われ、多くの国で解決策に頭を悩ませています。

このような問題を抱えたままでは、社会の継続は困難です。

そうした中で、資源の消費を可能な限り抑え、リサイクルを推進することで廃棄物を最小限に抑え、環境への負荷を減らすことで現代社会を維持しようとする循環型社会への転換が必要とされています。
5月30日の「ごみゼロの日」を迎えるにあたり今月号では、日本と吉川市における現状や影響、そして地球環境のために私たちができることを紹介していきます。

◆ごみゼロの日って?
毎年5月30日は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせで「ごみゼロの日」に定められています。
「530(ごみゼロ)運動」は、1970年代から始まり、官民一体の活動となって全国に広まりました。
平成5年には厚生省(現・厚生労働省)が5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」を正式に制定。現在は5月30日から6月5日を「ごみ減量・リサイクル推進週間」として、3Rの推進運動、不法投棄監視パトロールなどが全国各地で行われています。加えて環境省では6月5日を「環境の日」、6月の1カ月間を「環境月間」と定め、環境に配慮したさまざまな取り組みが実施されています。

◆毎年東京ドーム110杯分のごみが出ている⁉日本と吉川市のごみの現状と影響

▽日本のごみの現状
現在、国民1人につき、1日に約1キロのごみを排出し、その総量は年間で東京ドーム110杯分といわれています。そうしたごみ処理に関連する費用は、なんと年間2兆円を超え、皆さんの税金から支払われています。
そして、日本のリサイクル率は19パーセント。OECD加盟国(ヨーロッパを中心に、アメリカ、日本を含む先進国が加盟する国際機関)の34カ国のうち下から5番目に位置する数値です。
▽世界のごみリサイクル率

1人1日当たりのごみ排出量:890g
年間のごみ総排出量:東京ドーム×110杯分(4,095万トン)
ごみ焼却施設における年間の総発電電力量:約250万世帯分の年年間電力使用量(10,452GWh)h)
年間のごみ処理事業にかかる経費:2兆1,449億円(前(前年比+159億円)

リサイクル率:19%(OECD加盟国のうちワースト5位)


1人1日当たりの家庭ごみの排出量の推移
(単位g)

▽吉川市の家庭ごみの排出量の推移
全国平均よりやや多いですが、県平均や5市1町平均をやや下回っています。いずれも平成29・30年度まで減少傾向が続いていましたが、新型コロナウイルス感染症などの影響を受け増加傾向に転じています。

問合せ:環境課
【電話】982・9696
【FAX】981・5392

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