◆TOPICS
◇埼玉県市議会第5区議長会議員研修会を受講(8月9日(水))
朝霞市民会館において、政策研究大学院大学教授の飯尾潤氏を講師に「国際環境の変化と我が国の対応のあり方」というテーマで研修会が行われました。
研修会では、戦後が続く日本、国際環境の変化、日本の何が問題か、自治体と国際環境の変化についての解説を踏まえ、地方議会と議員の役割について講義を受けました。
講義の中で、首長は自分の意見に反対することができないが、議員は議会で話し合うことができるという話を聞き、議員間議論に取り組む重要性を改めて考える機会となりました。
◆常任委員会の審査
9月の常任委員会に付託された議案の主な審査内容を報告します。付託とは、本会議における議案の議決に先立ち、議員で構成する各常任委員会に審査を分割して任せることです。
◇総務環境常任委員会
委員長 吉田 武司
・和光市民文化センターの管理を行わせる指定管理者の指定について
問:指定管理者事業評価委員会の設置で、文化に関し専門的な知識を有する者として2名が選出されているが、選定理由を伺う。
答:指定管理者のガイドラインに則り、総務部長、企画部長、教育部長の3名と、専門的な知識を有する方として、芸術文化政策を専攻し、公立文化施設の指定管理者制度の在り方への知識を有している2名の方、和光市民文化センター指定管理者事業評価委員会委員を令和3年度から務めている赤城舞氏、令和4年度から務めている稲村太郎氏を選定しています。
・和光市印鑑条例の一部を改正する条例を定めることについて
問:印鑑条例の一部を改正する条例の施行期日を伺う。
答:いつから始まるのか国から明確な設定がないのが現状です。
・市道路線の認定について
問:市道665号線は、既存の生活道路が幅4mのところ、今回の新しい道路は幅6mになっているが、道幅が違う理由を伺う。
答:市道390号線は、当時の開発指導要綱の規定で幅4mになっています。今回、まちづくり条例での開発行為になりますので、幅6mの規定を適用しています。
今定例会では、議案3件が付託され、審査を行いました。
◇文教厚生常任委員会
委員長 赤松 祐造
・和光市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについて
問:出産育児金の見込まれる人数と金額を伺う。
答:令和5年11月に出産した方からが対象で、25名、12万3,750円。制度についてはホームページ等で周知します。
・改正マイナンバー法を見直し、健康保険証の継続を求める意見書を国に提出することに関する陳情
参考人を招致し陳情の説明を受け、審査を行い、採決の結果、挙手少数で、「不採択」とすることに決しました。
今定例会では、議案1件、陳情1件が付託され、審査を行いました。
◇予算決算常任委員会
委員長 菅原 満
・令和5年度一般会計補正予算(第3号)
問:交通安全対策費で700万円の国補助金の増額と、一般財源700万円の減額の内容を伺う。
答:自動運転バス等の新たなモビリティサービスの導入の費用に対して国から補助金が出ることとなり、一般財源を減額したものです。
問:老人福祉総務費、長寿あんしん課の超過勤務手当の増額は、虐待対応なのかを伺う。
答:虐待事案で、今回は、6月の段階で約45時間の超過勤務が生じました。市として、施設の改善計画によるモニタリング等を含めて対応しています。
・令和4年度一般会計歳入歳出決算の認定について
問:令和4年度のふるさと納税での影響を伺う。
答:3億7,976万3,547円がふるさと納税として流出している状況です。
問:外環蓋掛け上部の利活用の進捗を伺う。
答:NEXCO東日本から、立体道路ではなく道路占用の中で改めて検討を求められたことから、暫定的な面的利用に向けて条件整理をしています。
問:令和4年度の子ども家庭総合支援において、虐待の状況と虐待対応の専門員の配置を伺う。
答:身体的35件、心理的78件、ネグレクト等20件、総数で133件という状況です。社会福祉士2名、保健師1名、精神保健福祉士1名、行政事務員1名の計5名で対応を図っているところです。
今定例会では、議案13件が付託され、総務環境分科会及び文教厚生分科会で審査を行いました。
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