◆TOPICS
◇埼玉県市議会第5区議長会議員研修会を受講(8月8日(木))
新座市民会館において、千葉県市川市職員であり議会事務局実務研究会会員の野村憲一氏を講師に「自治体議員のコンプライアンス~議員活動におけるSNS活用の留意点~」というテーマで研修会が行われました。
研修会では、SNSの特性やトラブルの事例を通して、SNSでの議員活動と公職選挙法について学びました。
講義の中で、誹謗中傷や差別的発言、ハラスメントは「受け手がどう思うか」によっては発言者の「真意」では発言を正当化できないという話があり、自己の物差しだけでの判断はできるだけ避けるなど、慎重にSNSを発信することの重要性を改めて考える機会となりました。
◆9月定例会 常任委員会の審査
本会議における議案の議決に先立ち、議員で構成する各常任委員会で審査を行いました。
ここでは、主な内容を報告します。本会議での委員長報告の全内容は、ぜひ動画でご覧ください。
【WEB】「和光市議会録画中継」
◇総務環境常任委員会
委員長 吉田 武司
・議案第55号、和光市税条例の一部を改正する条例を定めることについて
問:寄附金控除等の各種の税制上の優遇措置を適用するための改正及びその他法改正に合わせて所要の規定を整備するものですが、改正することにより、税収に対する影響はないのか伺う。
答:影響はないものと考えております。
・議案第57号、和光市下水道条例の一部を改正する条例を定めることについて
問:排水設備工事責任技術者の常駐・専属規制の緩和とあるが、改正前と改正後ではどのように変わるのか伺う。
答:緩和の主な目的は、デジタル技術を活用して業務の効率化を図るということと、柔軟な人材運用を可能にすることで、企業側の負担を軽減し、迅速かつ効率的な管理ができるということが目的になります。
今定例会では、議案12件が付託され、審査を行いました。
◇文教厚生常任委員会
委員長 赤松 祐造
・就労継続支援B型施設(精神障害者)の管理について
問:一人当たりの利用者工賃は令和7年度から令和11年度まで増額していく見込みか伺う。
答:令和5年度の1人当たりの工賃が月額1万8,635円で、令和6年度が約1万9,000円、令和8年度に埼玉県の目標月額を達成する提案となっています。
問:利用者の方は就労継続で一般就労につながっているのか伺う。
答:精神障害者の就労継続支援施設では、平成27年から令和5年の実績で、18名の方が一般就労等へ移行しております。
・陳情第3号 現行の健康保険証の存続を求める意見書を国に提出することを求める陳情
意見:障害を抱えて、デジタル化に対応できない方や不安のある方がいるということは真摯に受け止め、マイナ保険証の課題点の理解を得るよう自治体の発信が必要だと考えます。
今定例会では、議案4件と、陳情1件が付託され、審査を行いました。
◇予算決算常任委員会
委員長 菅原 満
・令和5年度一般会計決算の認定について
問:市庁舎吸収式冷温水機のお詫び金について伺う。
答:不適切行為があったということで、令和5年5月に川重冷熱工業から説明があり、1台10万円、2台で20万円のお詫び金を払うとの話があり、令和5年度に受け取ったということです。
問:安全性は認められているのか伺う。
答:適切に動いていることは確認しています。
問:東大阪市では時効が成立していないとのことで訴訟に至っている。専門家も踏まえて請求権がないと判断したのか伺う。
答:2名の弁護士の方に相談をしました。
問:法律構成の可能性等、市の判断について、今一度検証してもらいたいと思うが考えを伺う。
答:東大阪市の判決等を見ながら、今後検証し、議会、市民への周知を考えていきます。
問:学童クラブの職員体制について伺う。
答:配置基準に基づいて運営されています。
今定例会では、議案13件が付託され、総務環境分科会及び文教厚生分科会で審査を行いました。
◆議案第73号から議案第81号までの9件の追認議案について
◇総務環境・文教厚生常任委員会 連合審査会を行いました
総務環境常任委員会 委員長 吉田 武司
この議案は、議会の議決を経ずに行った財産の取得に関するもので、本来議会の議決が必要となるものでしたが、議決を経ずに購入契約を締結し、購入していたことが判明したため、適正な手続を経ていない状態を是正するために、追認議案として上程されました。いずれの議案も文教厚生常任委員会所
管の内容が含まれていることから、全委員による連合審査会を実施しました。
なお、本会議での採決の際には、責任の所在が明らかになっていない、契約を有効なものとするため議
会として追認すべきといった意見があり、賛成少数で否決されました。
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