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自治体の皆さまへ

[12月3日~9日は障害者週間]誰もが自分の居場所で輝けるまちを目指して

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埼玉県和光市

~ご存知ですか?就労継続支援B型施設~
就労継続支援B型施設は、企業での就労が困難な方、一定の年齢に達している方などに働く場を提供すると共に、必要な訓練を行う場です。
今号では、障害者が個々の能力を最大限活かして地域で輝ける居場所として、就労継続支援B型施設“すまいる工房”を紹介します。

◆就労継続支援B型施設
“すまいる工房”
場所:南1-23-1(総合福祉会館1階 北側)
【電話】452-7102

「Smile!チャレンジ~小さなことから1つずつ~」をスローガンに、一人ひとりの持ち味を活かし、働きたいという気持ちを支えています。
すまいる工房は、利用者が多いため、利用者同士でコミュニケーションを取りながら、主体性を活かした活動ができることが特徴です。

◇施設案内
・作業室
段ボールの組み立てや袋詰めなどの仕事場です。
・パン工房
定番のパンから、季節毎の限定パンなど、様々な種類のパンを焼いています
・すまいるCafe
名マスターが美味しいドリンクやアイスを提供します。

◇Specialインタビュー
すまいる工房での活動や日々の思いについて、利用者さんと支援員さんにお話ししていただきました!

・利用者のUさん
普段は、パンの配達や線香づくり、箱の組み立てをしています。
達成感は、納期までに作業ノルマをこなせたときに感じます。
仲間とチーム一丸となって作業をしているので、皆で「やったー!」と嬉しい気持ちになります。

・利用者のOさん
パンの配達をする仕事が好きです。お勧めはコロッケパン!
夏の自転車での配達は暑かった~

・支援員Fさんより
―障害を知ったら、自分も変わった―
私の業務は、利用者さんがスムーズに仕事ができるように作業方法を教えるなどのサポートをすることです。長年介護の仕事に関わった後、すまいる工房で初めて障害者と関わる仕事を始めました。実際に入職するまでは、障害に関する知識がなかったこともあり、「〇〇してあげないと!」と使命感に駆られたり、必要以上に子ども扱いしたりと、少なからず障害に対する勝手な思い込みがありました。しかし、実際に利用者の皆さんと接していると、皆さん本当に普通で…。挨拶すれば返ってくるし、コミュニケーションも取れる。中には作業場を共に仕切ってくださる方もいます。いつの間にか対等な立場というか、共に働く仲間であることが当たり前になっていました。
利用者さんに作業を伝える上で、個々に適した伝え方やアプローチをすることは必要です。しかし、障害があってもなくても誰でも得意・不得意分野というのはあって、自分に合わせて対応してもらえると嬉しいですよね?私も、相手の立場を意識しながら、行動することの大切さを業務を通じて学びました。

―分からないから距離を置くのではなく、あくまで普通に―
先ほども話したように、私も以前は障害に対する思い込みはありました。しかし、利用者の皆さんと実際に接することで、そういった思い込みがなくなり、人として成長できたと思います。関わり方がわからないなど、知識や相手の情報がないが故に、漠然とした不安が生じることは当然のことだと思います。だからこそ、知るということは大切であり、知ることから目を背けないで欲しいです。すまいる工房でも、ボランティアを募集していますので、ぜひ積極的に障害と向き合う機会を設けて欲しいと思います。

◇地域交流にも積極的!
BOSAIフェアや和光市民まつりをはじめとする催事への出店で地域を盛り上げている他、本町児童公園での除草作業や公園管理を行うことで地域の皆さんが気持ちよく公園を利用できるようにサポートしています!!

◇イイもの色々
すまいるCafeでは、パンやドリンクなど、利用者さん考案のオリジナルグッズも販売しています。

◇障害福祉に係るイベント情報
・第17回チャレンジド団体合同展示会
日時:12月3日(火)~9日(月)
最終日は12:00まで
場所:中央公民館1階 ロビー
内容:市内のチャレンジドの方々の作品展示

・第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025
日時:令和7年11月15日~26日(12日間)
内容:国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」

問い合わせ:障害福祉課 障害支援担当
【電話】424-9123

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