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自治体の皆さまへ

令和7年 新春座談会「こどもまんなか社会」の実現に向けて(3)

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埼玉県和光市

◇今後、どのような取組みを予定しているか
奥村
理想で言えば、こどもだけの意見を抽出して、それも踏まえた上で大人の意見も聞いて、どんな事業もそのように進められたら、というのが私たちの気持ちです。私たち大人が想像している以上にこどもって、すごく考えているし、そんなこと考えてたの!と驚かされることも多いです。高校生の3人が、今伝えてくれたように、生の声をしっかり拾えるようにしたいです。
周知についても、提供しているつもりでも知られていなければ、やはり足りてないということを改めて感じさせられます。
私がこどもの頃は、正直行政が何をしているかなど、興味ありませんでした。その理由のひとつは「自分が何かを言っても何も変わらないから」です。でも、これからは、意見を言ったことで市が動く、変わるというところを、今のこどもや若者に見せていけたらいいなと思っています。

板橋
市民活動推進課は、多世代の方と実際に関わることが多く、市民からいただいた声を反映させるのが得意な課なのではないかと思っています。皆さんの意見に対して精一杯こたえられるような努力をしていきたいです。なので、どんどん行政にこどもや若者の声を届けて欲しいです。

池田
以前、老人ホームのスタッフがホストに扮した動画がバズっているというニュースを見ました。コンテンツとして消費されているように見えますが、目的は元々若者の雇用を増やすためでした。流行りに敏感な若者だからこそ「引っかかるもの」があると思います。例えば、市の職員の方と私たちでVTuber(バーチャルYouTuber)を共同開発して若者の意見を拾ったり、その意見を反映させる事業に活かしたりできたら面白そうではないですか?

岡部
若者の意見が言える場所は、意外とある気がしています。学校ではおとなしくても、市が主催しているワークショップだったらたくさん意見を言えるとかもありえます。実は行政に興味がある人は、たくさんいると思うので、呼びかけたらなにか面白いことができるんじゃないかなと思っています。

山本
広報担当としても、流行り廃りのスピードがかなり早いなかでどんなコンテンツが若者にフィットするのか、どうすれば目指すターゲットにたどり着けるのかは工夫が必要だと思うので、今回いただいたたくさんの意見を活かしていきたいです。

市長
周知の課題についても、情報を伝えたいという目的のために、どのレベルまで流行りに乗るのか、バズれば周知できたことになるのか、その結果として若者の社会参加が増えることに繋がるのかは、私自身も考えています。私のこどもをみていると情報収集はTikTokかInstagramがほとんど。それらを活かした情報発信もしていかないとならないですが、市として、こどもや若者に関心をもってもらうために、リアルな意見を聴く機会を積極的につくっていきたいですね。

◆座談会に参加した高校生たちの感想
岡部
この座談会で若者に対して市が行っている取組みがたくさんあることや、現状の課題などを知ることができました。我々自身もより良いまちづくりのために意見発信などを通して貢献していきたいと思います。

池田
大人とこども、お互いがお互いをよく知らないけれど、一度理解すればともに同じ方向に進める気がしています。和光国際高校地域交流統括スタッフ委員長として、組織内各々の意見を尊重し、双方にとってWin-Winな関係というものを築いていきたいです。

河内
秘書広報やこどもや高齢者に関わる課の方たちと意見を交わす中で自分の市役所のイメージが更に良いものになりました。それぞれの課が得意とすることを市民に提供しようと奮闘される姿が素晴らしいなと思いました。

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