◆新指定!種子圧痕土器とヒスイ大珠
越後山遺跡出土品2点が市指定文化財に指定されました!
当該出土品2点は、越後山遺跡第2次発掘調査により出土し、原位置や帰属時期が明らかであること、また、それぞれがもつ特徴から縄文時代の実態を解明するための重要な資料であるとして、以前より市指定文化財の指定に向け調査を進めてまいりました。
文化財保護委員会の答申、教育委員会の承認を経て、令和6年4月19日に和光市指定有形文化財に指定されました。
今回市指定文化財に指定された越後山遺跡出土品2点をご紹介します。
◇越後山遺跡出土種子圧痕土器
越後山遺跡出土種子圧痕土器は、当該資料の特徴である種子圧痕(マメのあと)が、県内でも類例が少ない事例であるだけではなく、縄文時代のマメ類のドメスティケーション化(栽培種化)を解明するための基礎的データを提供する重要な資料であると捉えられています。
◇越後山遺跡出土ヒスイ大珠
越後山遺跡出土ヒスイ大珠は、ヒスイ製の優品であると考えられ、また、石材について理化学的な分析を実施し、ヒスイであることを検証しています。土坑から出土しており、副葬品と考えられることから、当該地域の縄文時代中の実態を解明するための重要な資料であると捉えられています。
これら2点は、市役所4階エレベーター前に展示しています。
問い合わせ:生涯学習課 文化財保護担当
【電話】424-9119【E-mail】h0300@city.wako.lg.jp
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