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あなたの腎臓は知らないうちに弱っているかも… 腎臓を守るキーワードは「eGFR」

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埼玉県坂戸市

腎臓病は自覚症状なく進行します。段階的に腎機能が悪くなり、腎不全になると、最終的には日常生活を送るために人工透析や腎移植が必要となってしまいます。
ご自身の生活習慣の見直しや早期から適切な治療を受けることが大切です。

■腎臓ってどんな臓器?
腎臓は、体の背中側左右に2つあり、そら豆のような形をしている握りこぶし大の臓器です。腎臓は1つ150gほどの小さな臓器ですが、一日におよそ150ℓの血液をろ過して、尿を作り老廃物を排泄し、体内の水分量を一定に保つ大切な役割をもつ臓器です。他にも、ミネラルのバランスを調節したり、血液を作り出すホルモンを分泌したりと多くの働きをします。

■知っていますか?慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病とは、eGFR60未満又は尿たんぱくが3か月以上続く状態のことをいいます。
日本の慢性腎臓病罹(り)患率は成人全体で8人に1人ですが、80歳代では2人に1人と高齢になるにつれて高くなります。CKDが進行すると末期腎不全となって人工透析や腎移植が必要になるだけでなく、動脈硬化の危険因子となり、脳卒中や心筋梗塞を発症させることもあります。

■eGFR(イージーエフアール)ってなに?
腎臓の働きを示す指標がeGFRです。eGFRは腎臓が1分間に何mlの血液をろ過して尿を作ることができるかを推算したものです。健康な状態の腎臓であれば、eGFRはおよそ100となります。

■今年の健診はお済みですか?
腎機能の状態を確認するためには、定期的に健診を受診し、健診結果を見直すことが大切です。まずは、ご自身の健診結果を確認しましょう。
・eGFR60未満
・尿たんぱくが+
健診結果が上記の場合は、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。

■あなたの生活習慣を見直し、自分の腎臓と長くつきあうためのポイントを学んでみませんか?
◇知って得する!慢性腎臓病(CKD)予防講演会
医師・管理栄養士が分かりやすく慢性腎臓病の基礎知識や予防のための食事について解説します。
また、人工透析当事者から体験談をお話します。

日時:10月10日(火) 13時30分〜16時
場所:入西地域交流センター
内容:CKDの基礎知識
対象:市内在住者
定員:100名(先着順)
費用:無料
講師:
(1)稲葉宗通(むねみち)氏(埼玉医科大学病院医師)
(2)坂本香織氏(女子栄養大学管理栄養士)
(3)人工透析当事者
申込み:9月12日(火)〜市民健康センターへ電話

◇目からウロコ!慢性腎臓病(CKD)予防食事教室
自分の腎臓を守る食事のポイントを学び、自分の食事の特徴を知って、食生活を改善してみませんか?

日時:
(1)10月31日(火)
(2)11月20日(月)
10時15分〜11時45分
※(1)か(2)選択してください。
場所:市民健康センター
内容:CKD予防の食事
対象:市内在住者
定員:各日30名(先着順)
費用:無料
講師:坂本香織氏(女子栄養大学管理栄養士)
申込み:9月21日(木)〜市民健康センターへ電話

問合せ:市民健康センター
【電話】049-284-1621

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