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第2回 坂戸のまつり

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埼玉県坂戸市

第2回坂戸のまつりが11月10日(日)に8年ぶりに開催されました。当日は、少し肌寒い気候でしたが、約2万3千人というたくさんの方が集まり、各会場は熱気で包まれました。
特に、まつり終盤の坂戸駅前での曳(ひ)っかわせには、市内各地域から9台の山車が集結し、大変盛り上がりました。
今回の坂戸のまつりは、次世代への継承をテーマにし、会場内ではスタンプラリーを交えて神輿(みこし)や太鼓、お囃子(はやし)などの体験が行われました。また、オープニングやお囃子紹介、夜の合同曳っかわせの司会・進行を市内の小学生が務めるなど、多くのこどもたちが坂戸の伝統に触れながら、祭りを楽しむ姿が見られました。
8年ぶりの開催となった第2回坂戸のまつりは、古くから伝わる神楽やお囃子などの伝統芸能を、次の世代に残すための貴重な機会となりました。

■INTERVIEW
坂戸のまつり実行委員会の方にお話を伺いました

◆盛大に開催できることは大変うれしく、ありがたく思っています
実行委員会会長 水村義篤(よしあつ)さん
(大宮住吉神楽保存会・塚越囃子連)

◇伝統芸能に対する思いは
私の祖父が住吉神楽をやっていて、私も高校卒業後に神楽保存会の会員になり、もう60年くらい経ちます。
すばらしい芸能が残っていて、これから地域の若い人たちへ、どの伝統芸能もそうですけど、継承していかなければならないと考えています。

◇8年ぶりの祭りへの思いは
4年前にも計画したのですが、コロナの関係で中止になりました。
今回、皆さんにご協力いただいて盛大に開催できることは主催者として大変うれしく、ありがたく思っています。

◇今後の伝統芸能に対して
せっかくの坂戸市の伝統芸能ですから、こういった祭りを今後も開催したいですね。
それぞれ地域のお祭りなどでは、こうやって一堂に会することはなかなかないことですから、素晴らしいことだと思います。

◆芸をレベルアップすることを目標に
ステージ部会長 関良夫さん
(大宮住吉神楽保存会)

◇今回の祭りは本番までどんな準備を
練習は、週2回で神楽とお囃子を半年ずつ続けています。
芸をレベルアップすることを目標にして、今年は何をやるかしっかり決めて進めているので、1年に1つ演目を習得できるように練習しています。

◇大変なことは
若い人たちが入ってきてくれているのですが、それでもまだ人数が少ない。そこがこれからの課題。ぜひ興味をもった方が入ってくれたらと思います。

◇8年ぶりの祭りはどうですか?
伝統芸能は継承しないとなくなってしまうので、今回のような大きいお祭りをやってもらうことで、みんなに分かってもらえる。小さい頃に、お祭りの楽しさを分かってもらえると良いですね。
スタンプラリーは結構好評みたいで、遊びとお祭りが一緒になるのがいい。伝統芸能に新しいことや楽しむことをプラスアルファしていくことがいいんじゃないかなと思います。

◆多少は変わってしまっても、伝統をつないでいかなくちゃいけない
山車部会長 加藤良昭さん
(四丁目はやし連同好会)

◇本番までの準備は
練習は、9月と10月は土日、11月は毎晩19時~21時の2時間やってきました。今回は時間制限で2分、5分、15分の演奏があり、それが大変でした。

◇お囃子に対する思い
実際にお囃子連に入ったのは27歳ですが、親がやっていて、小さい頃から聞いていたからお囃子には馴染みがありました。
特に、お囃子のリズムは、どこの連も自分たちのリズムがいいと思っているだろうけど、私は自分の四丁目のリズムがいいと思ってやっています。

◇今後の伝統芸能に対して
今まで続いたのが終わらないように、と思っています。伝承しきれない部分もあって、そういうところが少しずつ変わってしまうんです。
でも、全部几帳面にしなくても、みんなが楽しめればいいと思います。多少は変わってしまっても、伝統をつないでいかなくちゃいけないのかなと思っています。

■伝統は次の世代へ
◆オープニングや駅北口会場ではこどもMCが活躍!
市内小学生の中から募集したこどもMC8名が山車の解説や団体紹介などを行いました。はきはきとしたMCっぷりを見せてくれました。
・緊張したけど楽しかった
・この後のお祭りもとっても楽しみです

◆こども神輿
市内の小学生が3つのグループに分かれ、坂戸小学校前からサンロード会場まで、元気よく神輿を担ぎました。
・みんなで協力して担げた!
・重かったけど、いい体験でした

■来場者の声
・初めて来た!楽しかった!
・太鼓体験楽しい!
・市内各地のお祭りを一度で見られる良い機会でした

◎坂戸のまつりの一部は宝くじの助成金で実施しました。(一財)自治総合センターでは、宝くじの受託事業収入を財源に助成事業を行っています。
(宝くじの社会貢献広報事業・コミュニティ助成事業)

問合せ:社会教育課
【電話】内線582

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