■大人はこどものお手本に!
自転車は便利で環境にも優しい移動手段ですが、事故が起きた際に大きなケガや命の危険を伴うこともあります。その際、命を守る重要なアイテムが「ヘルメット」です。
この機会に、あなた自身やご家族の安全を見直してみませんか?
◆自転車用ヘルメット着用の努力義務化
令和5年4月から、全ての自転車利用者(全年齢)に対し、ヘルメット着用が努力義務となりました。しかし、市内ではヘルメット着用が十分に普及しているとは言えません。
◇命が助かる可能性を上げよう
令和5年中に県内で発生した自転車利用者の死亡事故では、23名の死者のうち14名(約60%)が頭部の損傷によるものでした。また、亡くなった方は全員ヘルメットを着用していませんでした。
ヘルメットは、自転車事故の際に頭部を守ってくれます。自転車に乗るときは、ヘルメットを着用し、大切な命を守りましょう。
◆高校生にも広げたい!ヘルメット着用の輪
市内の小・中学生に自転車用ヘルメットを無償貸与しています。この制度により、多くの小・中学生がヘルメットを着用していますが、高校生になると着用しない姿が目立つとの声が寄せられています。
◇家族で共有しよう!
保護者の皆さんは、引き続き日常生活の中でヘルメットの重要性を伝え、ご家庭で命を守る意識を共有しましょう。
大人が率先してヘルメットを着用することで、こどもたちに「命を守る行動」の大切さを伝えることができます。親や地域の方々がその姿勢を示すことが、次世代の安全意識向上につながります。
◆危険な自転車の並走に注意!
市内で自転車の並走が見られるという報告があります。自転車の並走は、道路交通法で原則禁止されています。特に車道で並走すると、重大な事故や渋滞を引き起こす可能性があります。必ず1列で走行しましょう。
◆自転車ヘルメット購入費を補助します!
市民の皆さんが安心して自転車を利用できるよう、自転車乗車用ヘルメット購入費を一部補助しています。この機会に安全なヘルメットを購入し、交通事故から身を守りましょう!
補助対象者:市内在住者(1人につき1個かつ1度に限る)
補助内容:SG、JFC等の安全基準マーク付きのヘルメットを店頭価格から2,000円引き
※2,000円未満の場合は購入額
購入方法:市内の販売協力店にある申請書兼補助券にボールペンで必要事項を記入し、補助を受ける方の身分証明書を提示のうえ、購入してください。
※未成年者の申請は保護者から
◆自転車安全利用五則
(1)車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
自転車は原則として車道を通行し、左側を走行します。歩道を通行する場合は歩行者を優先し、徐行してください。必要に応じて一時停止し、安全を確保しましょう。
(2)交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
信号機のある交差点では、車両用信号に従って通行するのが原則です。横断歩道を渡る際や歩行者用信号機に「歩行者・自転車専用」の標示がある場合は、その信号に従いましょう。また、一時停止の標識がある場所では、必ず一時停止し、左右の安全を確認してください。
(3)夜間はライトを点灯
夜間はライトを点灯することで、周囲へ自転車の存在を知らせ、事故を防ぎます。反射器材を備えた自転車でさらに安全性を高めることも重要です。
(4)飲酒運転は禁止
飲酒運転は、自動車と同様に自転車でも厳禁です。お酒を飲んだら、絶対に自転車に乗ってはいけません。
(5)ヘルメットを着用
自転車に乗る際は、ヘルメットを着用する習慣をつけましょう。特にこどもを自転車に同乗させる場合は、必ず着用させてください。
◆万が一の備えに自転車損害賠償責任保険への加入を!
自転車運転の際、万が一、他人にけがをさせてしまった場合、高額な賠償責任を問われることがあります。自転車事故に備えるため、県では、自転車損害賠償責任保険への加入が義務化されています。保険に加入することで、安心して自転車を利用できるようにしましょう。
◎保険の一覧等
※二次元コードは本紙P.5をご覧ください。
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