◆財政健全化指標 宮代町は全ての指標で基準内「健全」
財政健全化指標は、地方公共団体の財政状況を全国共通の基準で算定した4つの指標で表すもので、その健全度を測るものです。宮代町は全ての指標において健全な数値となっています。
(A)…(1)〜(4)で1つでも基準以上になった場合、財政健全化計画を総務大臣に報告しなければならない。
(B)…(1)〜(3)で1つでも基準以上になった場合、財政再生計画を総務大臣に報告、また、総務大臣の同意なしに町債の借入ができなくなる。
(1)実質赤字比率(一般会計赤字額÷町の財政規模)
家計に例えると、年間の収支赤字が、年収に対してどのぐらいの割合かを示すものです。宮代町の場合、一般会計において赤字は発生していません。
(2)連結実質赤字(全会計の赤字総額÷町の財政規模)
基本的には実質赤字比率と同じですが、家計に例えると、「お父さんの収支(一般会計)」だけでなく、同居している「おじいちゃんの収支(例えば下水道事業会計)」、「お母さんの収支(例えば国民健康保険特別会計)」も合算して、赤字割合を示すものです。宮代町の場合、特別会計においても赤字は発生していません。
(3)実質公債費比率(1年間の債務返済額÷町の財政規模)
家計に例えると「年間収入」に対する「年間の借金返済額」の割合です。この数値が高くなるほど、家計に余裕がなくなります。
(4)将来負担比率(債務残高総額÷町の財政規模)
家計に例えると「年間収入」に対して「何年分の借金」があるかを示す割合です。100%だとすれば、1年分の年収とおおむね同じ借金総額ということになります。
◆決算の審査結果「適正に執行」
宮代町監査委員(識見者 新祖章 氏、議会選出 川野武志 氏)は、令和5年度歳入歳出決算について審査を行い、8月16日付けで決算審査意見書を町長に提出しました。
◇審査結果
審査に付された決算書および附属書類は、正確であることを認めました。また、予算執行についても、適正に執行されているものと認めました。
◇審査意見(要旨)
令和5年度の一般会計決算は、令和4年度に引き続きワクチン接種事業の実施、子育て世帯や住民税非課税世帯等に対する支援金の給付など新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策関連事業が一定の割合を占めました。また、水道基本料金の減免や民間施設や事業所に対する支援も行われました。今後においても特別会計への繰出金、子育て支援に係る支出増などに伴う財政圧迫が懸念されます。
また、食料品をはじめとした物価上昇は現在も続いており、政府の経済見通しにもあるように賃金の上昇はそれに追い付いていない状況です。今後もこの影響が続けば、更に経済の低迷が長期化し、今後の行財政運営はより厳しさを増すことが予想されます。そのため、今後も一層の歳入確保と経常経費の節減に努めるとともに、各種事務事業を効率的に執行し、最小の経費で最大の効果をあげるよう、なお一層努力されることを要望します。
問合せ:文書法規担当(2階10番窓口)
【電話】34・1111 内線204
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会計室(1階3番窓口)【電話】34・1111 内線411
財政担当(2階11番窓口)【電話】34・1111 内線216
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