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特集 みんなで地域のオリジナルパークをつくろう!

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埼玉県宮代町

「地域のオリジナルパークをつくろう!」は地域の実情に合わせて、既存の公園をその地域オリジナルな公園に再整備しようという町の事業です。現在、学園台地区と宮代台地区で市民参加による身近な公園の再整備事業が進められています。今回は学園台で行われている住民が参加した公園づくりについてお知らせします。

■学園台を歩こう
住んでいる皆さんに学園台を再発見してもらい、街区内にある「けやき公園」の再整備事業に参加してもらうためのイベント「学園台を歩く会」が開催されました。主催は学園台自治会、けやき公園企画チーム。宮代町、日本工業大学がサポート役となりました。
11月23日、この日は学園台に住む60人ほどが参加し8班に分かれて学園台の中を歩きました。参加者は渡された4枚の写真の場所を探して地図を片手に学園台やその周辺を探索します。
「毎日のように通り過ぎているのに、公園に立ち入るのは初めて」と驚く人や、公園の思い出を語る人、公園にある樹木について語る人などさまざまです。「ベンチはあるといいね」「暑い夏には日影が必要」と盛り上がります。

■住民参加のベンチづくり
参加者が最後に訪れる場所に設定されたのが「けやき公園」。「地域のオリジナルパークをつくろう!」事業の対象となる公園です。昭和50年代に住宅地の造成と共につくられました。
ここに到着した参加者たちはここで開催されたベンチづくりのワークショップに参加しました。日本工業大学建築学科 竹内准教授の指導のもと、参加者が一緒に「版築」によるベンチづくりを行います。
版築とは、型に入れた土を押し固めて強度をつける方法。カチカチになった土は耐久性も高く、万里の長城もこの工法で作られているといいます。道具を使って人の力で突き固めていきます。
よっこいしょ、思わず声が出てしまいます。両隣からも声が響きます。みんなで土を固めていきます。

・ベンチづくりは初めての試み。「機械を使って効率的にできない、人手のかかるやり方だが、逆にそのことでたくさんの皆さんに参加してもらえたのは良かったのでは」と竹内准教授。「版築」でつくったものは10年、20年は強度を維持できるそうです。

■公園づくりは続く
ここでのワークショップは4回目。日本工業大学の勝木准教授は「けやき公園に関心を持ってくれる人も増えている。普段使う身近な公園づくりに、住民が加わるのはとても良いこと。一緒に歩いて互いに話すことで、発見もあったのでは」と話します。企画チームの真鍋さん、横川さんも手ごたえを感じています。
岡村自治会長は「近所に知り合いがいて、当たり前のように、声をかけたり、かけられたり出来るのは幸せなことだと感じる」と語ります。公園づくりもこれに通じるのかも知れません。
住民参加のけやき公園再整備は、まだまだ続きます。

■公園づくりのアイデアをみんなで実践
いつでもみんなが集まり交流のできる公園、ふらっとやってきて時を過ごせる公園、そのためには何が必要だろう。集まった意見をもとに、楽しく使える公園を形にしました。

◇令和4年10月に出たみんなの意見
・青空みんなでリモートワーク
・紙芝居
・昔遊びの会
・青空将棋
・みんなで昼寝の会
・宮代の美味しい野菜販売
・かわいい公園サイン
・お料理してピクニック
・公園図書館
・ねころがり広場
・屋外映画 など

◇令和5年5月にみんなでやったこと
出た意見をもとに地域のみんなが手作りで企画し、たくさんの人が1日を楽しみました。
(1)持ち寄り図書館
(2)カフェ
(3)映画館
(4)マッサージ
※本紙に(1)~(4)の写真が掲載されています。

問合せ:都市計画担当(2階13番窓口)
【電話】34・1111 内線342

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