お酒は、食欲増進や緊張を和らげるなど上手に飲めば効用があります。しかし「百薬の長とはいえど、よろずの病は酒よりこそ起これ」と続くように、過剰な飲酒は、がんや脳血管疾患などの生活習慣病を招き健康を害したり、他者への暴力や飲酒運転などの社会的問題を引き起こしたりする場合があります。
アルコールに関係した問題のすべては「アルコール関連問題」と呼ばれています。「お酒が強いから大丈夫」と過信していると、次のような問題が忍び寄ってくる危険性があります。
■本人への影響
臓器障害、生活習慣病、がん、転倒による外傷、睡眠障害、うつ病、認知症、アルコール依存症 等
■周り、社会への影響
暴力、アルコールハラスメント、胎児への影響、飲酒運転、未成年飲酒等
■知っていますか?飲酒の適正量
飲酒の適正量は、1日平均純アルコールで20g程度です。ビール中瓶1本(500ml)、チューハイ1缶(度数7%なら350ml)、日本酒1合(180ml)がこれに当たります。女性や高齢者は、成人男性に比べてアルコール分解速度が遅いため、これらの半量程度とされています。
▽アルコール関連問題でお困りの方はご相談ください
・こころの健康相談 ※本誌11頁をご覧ください。
・熊谷保健所(精神疾患、うつ病、依存症等)【電話】523-2811
月~金曜日、午前8時30分~午後5時15分(祝日を除く)
・埼玉県立精神保健福祉センター(アルコール節酒相談)【電話】048-723-6811(来所相談予約専用電話)
月~金曜日、午前9時~午後5時(祝日を除く)
問合せ:健康づくり課
【電話】581-2121(内線211・212・217)
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