■笑福健幸 寄居町長 峯岸克明
明けましておめでとうございます。町民の皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は寄居町におきましても、大きな転換点となる年でありました。
3年余り続いた新型コロナウイルス感染症による影響ですが、昨年5月に感染症法上の分類が2類相当から5類へ移行となったことを受け、さまざまな社会・経済活動が再開されました。各種イベントでは、この日を待っていたかのように多くの来場者で賑にぎわいました。
また、120年ぶりの大改修となった寄居駅南口には、新たな拠点であるYotteco(ヨッテコ)、YORIBA(ヨリバ)がオープンし、想定を上回る活用と利用者(12月末現在で約5万人)を迎えています。
広くなった駅前からの中央通りでは、寄居北條まつり(来場者約5万5000人)、寄居玉淀水天宮祭(来場者約6万5000人)、産業文化祭・ふるさとの祭典市(来場者約3万人)が盛大に開催され、近年では一番の人出となりました。
▽必ず良くなる
企業活動についても、寄居桜沢産業団地で今春までに3社が稼働予定であり、その他にも町内に立地を希望する企業との話し合いが進んでおります。
また、今年は新年度の事業の中で、買い物の利便性と地域コミュニティーの再構築を図るための「移動販売」を計画しております。さらに、皆様から要望の多い「道路整備」につきましても、新たな施策を取り入れてまいりたいと考えています。加えて観光の目玉としてAR、VRを活用した新アプリ「風雲YotteGo!謎解き寄居町~鉢形城攻防戦~」(仮称)を制作します。
教育については、昨年から始まった全中学校での「探究学習」は、深い学びと自ら学ぶことを目指し、学力向上はもちろん、新しい時代を力強く生き抜く子どもたちを育てるものです。
地域経済の活性化や家計応援については、3年目を迎える「地域通貨Yヨリカori―ca」のさらなる拡充「住宅改修補助」などの充実により、地域内経済循環の活性化に努めてまいります。加えて、町の課題である少子化対策、健康長寿対策にもさらに力を入れてまいります。
▽今、必要なこと
今、寄居町に最も必要なもの、それは挑戦者です。まだ小さい芽ではありますが、移住、二拠点生活、開業など新しい動きが出てまいりました。町内からも新たな挑戦の声が聞こえます。こうした動きを確かなものにするためにも、今年はさらに力強く新しい挑戦を支援してまいります。
新しい一歩を踏み出すために大切なこと、それは、
(1)やる気が出たから動くのではなく、動くからやる気が出る
(2)学んだから発信できるのではなく、発信するから学べる
(3)続ければ結果が出るのではなく、結果が出るから続けられる
(4)何かを得たから与えるのではなく、与えるから何かを得られる
(5)正解の道を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする
(6)楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔でいるから楽しくなる
(7)欠点を指摘するのではなく、長所を褒める
(8)あいさつはされるものではなく、するもの
令和6年も「可能性∞(むげんだい)笑顔満タンよりいまち」、「誇りある美しい町、よりい」をよろしくお願いいたします。
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