■議会前進 寄居町議会議長 吉澤康広
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、輝かしい希望に満ちた新春を健やかに迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
また、日頃から町議会への深いご理解と議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
年頭にあたり、寄居町議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
私は、昨年6月の定例会において、議員各位のご推挙をいただき、議長という大役を仰せつかりました。微力ではございますが、その職責の重さを自覚し、町民の皆様と議員各位のご協力を賜り、寄居町発展のため全力を傾注してまいります。
▽賑(にぎ)わいを期待
さて、昨年を振り返りますと、ニューイヤー駅伝で2年続けてのホンダチームの優勝という明るいニュースでスタートしましたが、長引くウクライナ情勢等の影響による原油や原材料費の高騰、さらには記録的猛暑による影響や止まらない円安などにより、食料価格等が高止まりとなるなど町民生活にも大きな影響があった1年でもありました。また、新型コロナウイルス感染症につきましても、昨年5月に第5類に移行しましたが、完全終息とはなっておらず、秋口からは例年より早くインフルエンザが流行し猛威を振るっている状況が続いております。
一方、町内では昨年は長年の懸案でありました寄居駅南口駅前拠点施設「Yotteco(ヨッテコ)」などが完成し、オープニングセレモニー等が盛大に開催されました。また、完成した都市計画道路中央通り線を活用した「産業文化祭・ふるさとの祭典市」が行われるなど、コロナ禍前の賑わいにもどりつつある状況となっています。中心市街地活性化事業で整備した新たな施設を利用したイベント等によるこれからの寄居町の賑わいを期待するところであります。
▽議会改革を進めます
町議会においても、昨年、全議員にタブレット端末を配付するなど、議会のDX化の推進に取り組んでおります。12月議会では、紙の議案とタブレット端末でのデータを併用する議会を試行しました。3月議会においても同様の試行を行い、6月議会からはペーパーレス議会に移行できるよう進めてまいります。
また、昨年10月には議会基本条例に基づき、全会一致で合意形成した「町道整備の推進について」「ライフ跡地活用について」の2項目について、議会の総意として町長に提言いたしました。さらに11月には4年ぶりとなります「議会報告会・意見交換会」を開催し、多くの方から貴重な意見を伺いましたので、いただいた声をこれからのまちづくりに生かしてまいります。今後もさまざまな取り組みを行うことにより、引き続き議会改革を進めてまいります。町民の皆様には、引き続き議会に対しまして、ご支援とご協力をお願い申し上げます。
結びにあたり、寄居町にとりまして新しい年が、夢と希望に満ちた素晴らしい年になりますよう心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
※「吉澤康広」さんの「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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