■I Have a Dream 幸せ32,000通り
「気になる数字 DataBox」の連載を始めて2年が経ちました。町長任期の折り返しに当たり、今回は少し趣を変えて書かせていただきます。
昭和という激動の時代が終わって35年。平成という時代を総括するにはまだ早いかもしれませんが、一般的には「失われた30年」と言われ、デフレによる経済の低迷、人口減少、災害の激甚化など多くの課題を残した時代でありました。
令和になり世界的なコロナ禍を経て、今、日本は再び立ち上がろうとしています。日本では一杯500円のラーメンが、ニューヨークをはじめ世界の主要都市では3000円という経済格差。30年間、経済成長の止まっていた国と伸びていた国では大きな差がつきました。経済がすべてではありませんが、衣食住をはじめとする我々の生活の土台となるのは経済です。国として富を増やすことはもちろん、家計そして一人一人の所得を増やすこと。加えて、ワークライフバランスをしっかりと整えることが重要です。
私たちは、一人一人が自分という会社の経営者です。豊かで幸せな未来をつかむか否かは、自らの経営手腕にかかっています。
愚痴もある、文句もある、泣き言を言いたいときもある。けれども、自分自身にとって一番大切なのは「自ら笑顔をつくる」こと。笑門来福(しょうもんらいふく)。自らつくった笑顔が幸運を呼び、福をもたらし、自分を幸せにする。一人一人違う形の幸せが3万2000通り集まる町。そんな町をつくるために総力を挙げ、先頭に立ってがんばります。
日本も寄居町も、そして皆さん一人一人も「必ずよくなる、未来は明るい」。
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