将来にわたり、安全・安心な水道水を安定してお届けするために、令和7年4月1日から水道料金を改定します。
■なぜ料金改定が必要なの?
寄居町は山地が多く、水を安定してお届けするには、ポンプ場や配水池など、さまざまな水道施設が必要です。町に布設された総延長約222キロメートルの水道管のほか、水道施設等も含めて計画的な更新を行っていますが、人口減少や水道水の使い方の変化により、料金収入は減少が見込まれる一方、更新には多額の費用が必要なうえ、資材価格の高騰等により、支出の増加が見込まれることから、このままでは経営状況が悪化して、安定した水の供給が難しくなってしまいます。また、経営改善の努力だけでは財源を補いきれないため、企業債を発行(借金)していますが、それでも資金が不足することが見込まれています。消費税率の改定による料金の改定を除いて、24年間値上げを行ってこなかった料金ですが、将来にわたり、安全・安心な水道水を安定して供給できるよう、水道委員会や議会での審議を経て、料金を改定することとしましたので、皆さんのご理解・ご協力をお願いします。
■料金改定の主な内容
・令和7年4月1日から水道料金全体で約22%値上げします。このうち、基本料金は、現行の料金から約10%の値上げとなり、全口径で平成23年4月に値下げする前の水準に戻すことになります。
・改定前の基本料金に含まれている、口径13mmの基本水量(1カ月10立方メートル)を廃止します。
・水量料金の使用区分を、口径13mmは4段階から7段階へ、口径20mm以上は3段階から4段階へ改定します。
※口径の大きい使用者は、使用水量によって平均改定率が22%を超える場合があります。
※水道料金の改定であり、下水道等(公共下水道・農業集落排水・公設浄化槽)使用料の改定ではありません。
■改定の実施時期
令和7年4月以前から引き続き水道を使用している方は、令和7年6月の検針以降の料金から適用となります。
・奇数月検針の方は令和7年7月検針分から新料金を適用します。
・偶数月検針の方は令和7年6月検針分から新料金を適用します。
■寄居町水道委員会を開催しました
10月29日に、令和6年度第2回寄居町水道委員会(坂本建治会長)が開催されました。
委員会では、5月に答申した水道料金改定に係るその後の経過や、令和5年度決算の状況等についての報告があり、委員の方からさまざまな意見が出されました。詳しい内容については、町公式ホームページに掲載していますのでご覧ください。
問合せ:上下水道課
【電話】581-2121(内線262・266)
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