■「女性区長」、「最年少区長」
町長:この10年で3人しかいない「女性区長」、30歳の「最年少区長」ということについて、どのようにお考えですか。
荒井:「女性だから」というように取り上げられない世の中になってほしいです。半分は女性ですから。今はどこでも女性が活躍しています。自治体でも女性首長が増えています。
町長:荒井区長がおっしゃられたとおり、性別は関係ないというのはそのとおりですね。
加藤:区長を決める会議で集会所にいらっしゃったのは奥さんで、旦那さんに聞いてみると話を持ちかえるパターンが多かったですね。昔から区長は男性がやるものだという固定概念がありますね。
町長:町内67区ありますので、半分とは言わなくても2桁になるぐらい女性の区長がいてもおかしくないですよね。一方、最年少区長というのはいかがですか。
加藤:最年少区長とおっしゃっていただきましたが、よい部分だけではなく「僕のような者がやらなきゃいけなくなっている」という見方もできると思います。
町長:区の役員をされる方の中に若い方や女性がいたりと、ある程度柔軟にならないと、区の存続や役員のなり手不足がずっと続いてしまいます。町としても、無理なく、楽しく、明るく地域のつながりをつくっていく施策に注力してまいります。
■貴重な経験
町長:最後になりますが、これから区長や役員になられる方に一言ずつコメントをいただければと思います。
加藤:僕は2年しか住んでいないからこそ、町を知るよい機会になりましたし、より自分の町を知ることで、自分の人生観も変わって楽しく生きられるようになると思っています。それとコミュニティを広げることができる、貴重な経験を得られていると思います。
荒井:今はまだ「やってよかった」と断言できませんが、女性だからといって尻込みしないで、皆さんもぜひやってみてほしいと思います。
町長:区長になられたお二人の率直な意見を聞くことができました。これからもよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
地域社会の安全・安心のネットワークとして重要な役割を担っている自治会。ライフスタイルが多様化する現代では、今までの慣習にとらわれない自治会の在り方が求められています。防災・減災に果たす自治会の役割も大きく、地域のつながりが重要です。町では自治会と連携し、住みよいまちづくりを進めていきます。
■自治会等に関するデータ
▽令和6年度区長年齢構成
▽令和6年度区役員男女別人数・比率
▽自治会加入率の変遷
H26.4.1 86.8%
R元.4.1 85.3%
R6.4.1 81.7%
(参考)埼玉県内で加入率を把握している38市町村の平均加入率:65.8%(令和3年度総務省データより)
問合せ:自治防災課
【電話】581-2121(内線373)
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