鉢形城歴史館の令和6年秋季企画展は「刀剣九百年来之物語-当世具足の美-」と題し、県内在住で甲冑(かっちゅう)歴史研究家である伊澤昭二氏のコレクションを中心に展示します。今回は令和2年秋から続く伊澤コレクション展の第4弾となります。
私たちになじみのある反りのある日本刀が生産されたのは、平安時代後半からといわれています。今回は、おおよそ九百年にわたる歴史を持つ日本刀を中心に展示します。中には、新一万円札の顔となった渋沢栄一が拝領したと伝わる刀一式も出品されます。
また「当世具足」とは、安土桃山時代を中心とした頃に流行した甲冑で、当世(現代)の具足(一揃いの甲冑)を意味しています。今回出品される「鉄地黒漆塗縦矧五枚胴具足(てつぢくろうるしぬりたてはぎごまいどうぐそく)」は、独眼竜伊達政宗から重臣片倉小十郎景綱へ与えられ、代々片倉家が所用していたものを、仙台五代藩主伊達吉村が召し上げたという記録の残る具足で、所有者の変遷が明確に分かる点で大変貴重な歴史資料です。これら2点の資料を今回初めて公開展示しますので、ぜひご来館ください。
期間:10月12日(土)~11月24日(日)
※10月15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)は休館日
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
場所:鉢形城歴史館企画展示室
入館料:一般200円、高校生・大学生100円(20人以上半額)
※70歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料
問合せ:鉢形城歴史館
【電話】586-0315
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